夏前、息子と同じ習い事に通ってた子がポケモンにハマり、一緒にポケモンを交換したりした。
次に会った時に、交換できるよう、その子用のボックスを用意し、珍しいポケモンをストック。
交換に備えていた。
来週、その子と会う。
彼は、今、はたらく細胞にハマり、ポケモンの熱は冷めているという。
そうだよな。
わかっていた。
今までの人生でも何度でもあったことだ。
彼はもう好きじゃなくても、私は、その時と同じ温度でまだ好きなんだ。
ポケモンが。
大人の財力を持った、頭が子どもの人間は悲惨だ。
今日も、switchのバイオレットでゲットできるレアポケモンを配布しているセブンのキャンペーンのために、米を炊かずに、おにぎりを買いに行く。
身体が反応してしまうんだ。
悩んで、買える範囲なら、買ってしまう。
悲しい性だ。
一日の時間も、ポケモンのゲームに結構吸い取られている。
同じような境遇の大人と群れて、一生、ポケモンの話をしている。
平和だ。
めんどくさいことを全部とっぱらって、ポケモンの話しかしない関係、すごく平和だ。
コスパ、タイパ、意味。
みんなそんなものを追い求めるけど、そんな正解っぽいものになんの意味があるんだろう。
そんなものを追い求めても、幸せにならない。
正しさは、トキメキをくれるのか?
私には、「怒り肯定」の材料にしか見えない。
どうでもいいことのほうが、よくないか。
どうでもいいことにトキメキ、胸躍り、課金し、一喜一憂し、人生が楽しい、がぶつ切りに続く方がいい。
少なくとも私は。
意味のないものに、熱をあげられなくなると、多分人生ってしんどくなる。
だから、私は彼の新しい「楽しい」を肯定する。
ちょっと寂しいけど。
そういうものに、たくさん出会うといい。
タイミングが合えば、うちもみんな大好きだから一緒に映画にも行こうと誘ってある。
今の小学生は、コンテンツが多すぎて、趣味の合う友達を探すのが、序盤の神経衰弱位難しい。
被ったときは、うれしいよな。
だから、私も、嬉しかったんだ。
でも、変わるよね。いろんなもの、好きになるよね。
私は、ずっと、好きだけど。
私はずっと、ここで、やってるね。
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