ピアノが嫌いな私が、ピアノに通っていたのは、待ち時間に読める漫画が好きだったから。
そこに数冊あったり、親戚のおばちゃんちにあったり、家にあったりした漫画に世界を広げてもらいました。
両思いだけどままならない傑作は、私たちの世代だと「君に届け」ですが、ちょっと上の世代だとこの「小さな恋のものがたり」なのではないでしょうか。
傑作そのままに
<あらすじ>
サリーが突然スウェーデンに留学してしまったチッチ。サリーロスの日々を描いた「その後のチッチ」第2弾。友人たちとの心あたたまるエピソードや新キャラも登場。チッチとサリーの淡い恋を描いた叙情まんが!巻末におまけのコラムつき。
感想:★★★
いつも通りの……安心感がありました。
もう、感想がこれに尽きるな。
サリーがいないのは、結構物語的には何回かあった気がするし、チッチはいないくらいで気持ちがなくなる子でもないし、いろんな周りのすれ違いにドキドキさせられるけど、それもいい感じにおさまっていくところらへんがやっぱり、いい。
電子書籍でも最新刊46もでてるなら買ってみようかなと思うくらいにはとりあえずよんでおこうとは思うけど、本当に、小さな恋のものがたりの世界が変わらなくていいな。
好きな人に、好きということの難しさをこんなに丁寧に書いている作品にはなかなか現代には出会えない気がする。
とはいえこどもにすすめたいかというと、そうでもないというか、私だけのアクセサリーボックスの中のひとつでいいみたいな感覚もある不思議な作品。
時々書かれている詩とか、花火大会とか、お花とか、季節のものとか、パパの勘違いとか、そういうものが全部いいよね。
ちょうどいいよね。
そういう意味でやっぱり好きだと思うから、最新刊を出してくれた作者には感謝します!!!
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