「恋妻家宮本」これから子どもが巣立った時の自分を想像してしまう映画

予告編を見て、キャスト的にも魅力的だなと視聴を決定。

それもテーマが「子育て以降の夫婦」だったので気になってみてしまいました。

今、子どもが3人になり、ちょっと長い間家族時間で過ごしますが、子どもが巣立つ頃には呼び方は変わったり、お互い年を経ていることを実感したり、考えただけでどうなるのかな~と楽しみでもあります。

私も大好きな作家のひとり、重松清の小説「家族」を原作とした遊川和彦監督の撮った映画。

見た直後の感想です。

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男性の「やさしさ」という難しい見えないものが描かれたファミレス映画

恋妻家宮本を見たのはAmazonプライムビデオ

<あらすじ>

「家政婦のミタ」「女王の教室」といった人気ドラマを多数手がけてきた脚本家・遊川和彦の映画監督デビュー作。重松清の小説「ファミレス」を遊川自ら大胆に脚色し、熟年離婚が当たり前になった現代で、子どもが独り立ちした後の夫婦がどのように向き合っていくのかを、コミカルかつハートフルに描いた。ひとり息子の正が結婚して一人立ちしたことで、2人きりになった陽平と美代子の宮本夫婦。2人は大学時代に大学生時代に出来ちゃった婚で結婚したため、50歳にして初めて夫婦ふたりきりでの生活を送ることになる。そんなある日、陽平は美代子が隠し持っていた離婚届を見つけてしまい……。中学校教師で優柔不断な夫・陽平を阿部寛、専業主婦として家庭を切り盛りしてきた、しっかり者の妻・美代子を天海祐希が演じた。

感想:★★★

女が、「それ優しさっていうのかな~自分が責任を取りたくないとか、立場が悪くならないようにっていうとりあえず行動じゃないのかな~」って思う男の優しさが詰まっている映画でした。

男性がそこまで考えてないこともよくわかっています(とりあえず裏まで読んで、行動しいるのではなく、とっさになんとなくで決めてることが多い)。

昨今の20代30代の恋愛もの作品ではそのやさしさをぶったたかれる傾向にありますよね。

「それは優しさじゃない」

とか。

私もそう思ってきた一人だけど、この作品を見て、そんな優しい宮本先生を嫌いになれないのは、自分の旦那にもそういうところがあって、同時に悪気がないところもわかってて、なんならよくしようと思ってる部分も知っているからかもと思うようになっているのに気づきました。

私は「正しさ」をよく引き合いにだしてしまうけど、旦那の「正しさ」には「やさしさ」が混じっていて、私がそれにいちゃもんを付けちゃってる部分もあるのかなと。

ちょっとはその「やさしさ」に救われている部分もあるくせに。って。

人生を振り返るファミレスの使い方が愛しい

そして、ファミレスの使い方がすごくよかった。

時代を超えた、親との、友達との、妻との、子どもとの、そしてこれからもある場所としてファミレス。

こういう撮り方を見ると造りの上手い低予算映画と思ってしまうが、同時に家族でファミレスに行きたくなるから不思議だ。

それくらい身近で、だれにでもなじみのある場所。

そしてメニューを決められないのも、主人公と同じで、夫婦で欲しいものを頼み、シェアするのも一緒だ。

夫としてだけじゃなく教師としての宮本先生

夫としても可もなく不可もなく感が満載だが、教師としても同じ感じ。

当たり障りのない中途半端な優しさを出している。

そこに切り込む学級委員長タイプの少女メイミー、家庭での問題を抱えるおちゃらけタイプ、ドンが絡んでくる。

当たり障りのないかかわりしかできなかった宮本が、得意の料理を通すことで自分がいいと思う「やさしい」を原動力に関わっていく。

これは最後の妻にお弁当を作っていくときもそうだが、お弁当という食の幸せの記憶をたどったアプローチ。

プロポーズの「お味噌汁が飲みたい」も、食を通した幸せのイメージへのアプローチ。

その食=幸せという単純さが、彼なりの「やさしさ」に繋がる。宮本は、そんな風に料理という武器を持つことで、周りの人への関わり方を見つけていく。

これができん旦那さんは多そうだなぁ。かといって言葉でも伝えられない。

趣味や、自信を持てること、誰かのためにできることはすごく男性にとって大事なのかも。

「愛されているか不安」で離婚届を用意したのも、私もその時になったらもっとわかるのかなぁ。

じんわりよかったし、吉田拓郎を聞いてみようかなと思えた作品でした。

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