思春期にドはまりした作家が、まだスゴイ熱量で作品を書いてくれているのは本当に嬉しい。
というわけで、久しぶりに集めているダンスダンスダンス―ルの新刊29巻がでたので紹介します。
<あらすじ>
流鶯の暴威が舞台を喰らう!!
コンテンポラリークラスに続き、クラシック・ランスルーをも沸かす潤平。
だが、出場者の怪我を目撃してしまい・・・極度の緊張に襲われ、
審査員の前で未曾有の大失態をーー!?そんな潤平を気遣う流鶯だが、
「ある言葉」をきっかけに豹変。
家族への憎悪が煮え滾るまま、
振付家・バシュラールによる直接指導へ臨む。ただならぬ精神状態で披露する、
最高難度の課題曲『BOURBIER』の評価はーー!?
感想:★★★★
相変わらず、まったくバレエのことがわからなくても伝わってくる熱量、殺気、美しさの余韻、全部すごい。
そして、じゅんぺーののってるときと、落ちてるときの落差、メンヘラ具合になぜかすごく共感してしまう。
美しく繊細な世界でもありながら、ところどころ笑わせてくれるのも、ジョージ朝倉の手腕だなぁと毎回感じる。
世界の第一線で活躍する人たちのピリピリが来て心地いいのと、へーこんな世界があって、ここでこういうものが入る理由は、こんなわけね、なんて見えるのも贅沢。
ブランコとじゅんぺーとバシュラールの交差するシーンなんてもう最高にむふむふしてしまった。
いつも腑抜けた脳に刺激をいれてくれる作品でいてくれて感謝。
ダンスダンスダンス―ル30巻が待ち遠しいです!!!!
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