フォビア3巻(原作:原克玄 作画:ゴトウユキ)感想→怖いほど共感した

ゴトウユキさんの作画も好きだし面白そうで追ってたフォビア。

3巻で完結だそうです。

ずーっと読んでいられそうな短編だったので、完結は残念。

今回も、人の怖さ満載で読み応えありまくりでした!

目次

共感しすぎて、マジで怖かった

<あらすじ>
コワ面白いと絶賛続々の恐怖症ホラー、完結
コワ面白いが止まらない!
既刊も続々重版!
令和の最先鋭「恐怖症」ホラー、堂々完結。

鍛えないと衰えてしまう…「筋肉」
しちゃいけないがしたくなる…「抑圧」
誰もに平等に訪れる…「死」
全ての雄が畏怖し憧れる…「母性」
なくなるのが怖い…「欠乏」

などなど、「恐怖症」に苛まれる市井の人々を
描いた傑作短編5作を収録!

感想:★★★★★

1、2巻も面白かったですが、私はもしかしたら3巻が一番好きかも。

ぶっ刺さるところ多すぎて。

特に12話の「抑圧」。

私も考えること多いんですよ。

最近はあんまりないけど。その時ってストレス溜まってるのかな。

車フルアクセル踏んだらどうなる?って想像したり、子どもにばーんってしたりを想像したり。

あの、ふんわりやってきて去っていくあの怖い感じ、なんやろう。

とりかえしのつかん選択もできるけど、やっぱりやらんっていうその線一本またいだら終わる感じ。

「してはいけない」わかる。

「したら全部終わる」わかる。

「したら……」しないんやけど。

あれは、感情がどこにいってるんやろう。

13話の「死」もやばかったな~。

ああいうヤバい人との出会い、ぽろっとあるから人生って怖いよね。

私にも身に覚えがある。

この不安定な荒波の社会に、これから自分の子どもたちが出ていくと思うと、本当に死なないでほしいなと思う。

いろんな体験はしてほしい反面。

14話「母性」も怖かった。

今は、母になった妻側の気持ちもわかるからなおさら怖かった。

うーん、でも母側もさ10か月にわたる不便さ、体への大ダメージ、産後の睡眠と自由時間を奪われているんだよね。

でかくない???

お金で対価を払う、時間を取られる遺体に言うけど、あんたの子やん~~~?

って。

で、逃げた先でもからめとられていく。

逃げるからだよ。

いい感じに胸糞悪かった。

いい作品。

最後の15話「欠乏」もインパクトすごいね。

今、心の穴の埋まらない人がたくさんいるのを恋愛相談とかで感じるから、なおのこと、わかるのも怖かった。

なくしたくない、失敗したくない。

それの行きつく先のひとつな気がする。

人間の「欲」についてすごく考えさせられた

人のいや-な感じが好きな人におすすめだよ!

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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