「本」特集なんかで、ちょっとナチュラルめの女優やモデルが一番好きな本にあげがちな、「星の王子様」。
名言多数、不思議な名作でありながら読みやすい。
好感度上がりそうな一冊ですよね。
ええ、実は私も昔から大好きで、座右の銘は「肝心なものは目に見えない」なんです。
箱根の星の王子様ミュージアムにも行ったし、英訳本も、ミュージカルDVDも様々なグッズも集めているほど星の王子様フリークな私に、試される1冊が出ました。
まさか、この人が漫画化するなんて…
ぶっ壊してくるかと思いきや、ちょいちょい忠実で切なさ満載…!
<あらすじ>
サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」を漫☆画太郎が独自の解釈で漫画化! 飛行機の故障で砂漠に不時着したパヤオが出会ったのは、羊の絵を描いて欲しいと言うクレイジーな少年だった…!
単行本は【特製レインボーババァシール付き!】
感想:★★★★★
全く期待せず、漫☆画太郎先生に私の大好きな星の王子様がどんな風にレ●プされているのかなと思って読み始めました。
とはいえ、ジャンプ黄金期育ちの私からすると、漫☆画太郎先生のクセのありすぎる漫画とどうマッチングさせられるのかワクワクもありました。
結果…めっちゃ面白くてもう何度か見てます笑
大人になって読み返す漫画ってH×Hとたびしかわらん位だったので、久しぶりのヒット作となりました。
王子さまは意外とかわいい
心配だった王子様の作画。
意外とかわいくて、キュン…としたかったですが手に持ってる親父の首アレンジで画太郎先生風になっています。
あと、親父の首で薄れてますが、斧も持ってますよね。
漫画では、小説では語られなかった王子様のつらい過去を更にほじくり返し、星を出る時に連れてきてくれた鳥たちやその紐に関しての謎も解明されて(?)います。
マジで買って読んで欲しい。
ぶっ壊すわりにちょいちょい原作に回帰する
星の王子様って切ない大人のほんと言われるほど、ノスタルジックなんですけど、それをどう画太郎先生が昇華してくるのか気になりました。
羊とかは原作に忠実…
おお、寄せてきた…とちょっとほっとします。
登場人物も基本的に忠実。
1巻では王子様、飛行機乗りの主人公、回想で狐、そして地理学者とちらりと蛇が出てきます。
バラもバオバブも出てきますが、なんとなく原作知ってても否定できないハイブリットな新種も出てきます。
…ほんと面白いから買って読んで欲しい。
ちょいちょいジブリのパロディが入ってくる
先ず、飛行機乗りの主人公は王子様に「パヤオ」と呼ばれています。
それ以外にも、ジブリ好き感が出てしまっているので、そこもおもしろい。
ジャンプ黄金期育ち×星の王子様好き×ジブリ育ちな私にドンピシャのツボり加減でした。
旦那と一緒に爆笑しながら何度も読めて楽しいです。
名言を現代っぽくしてうまく使ってる
原作でもキツネがちょとしたキーパーソンなんですけど、漫画でもうそやん!みたいな形でキツネが出てきます。
そこらへんから現代日本の闇と光にスポットを当て、名言を割とナチュラルにねじ込んでしまいます。
私の好きなフレーズが1巻からでてきてほっとしました笑
マジで買って読んで欲しい。
2巻は本の売れ行き次第
いつになく買って読んでくれを連呼していますが、2巻以降は本の売れ行き次第と最後のページを使ってかかれていました。
マジで続きを本で読みたいので、漫☆画太郎先生か、星の王子様好きか、久しぶりにギャグマンガ読もうかなと思ったら是非!
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コメント
コメント一覧 (1件)
無駄に原作に忠実なとか、笑ってしまいました。
少年マンガっぽい画風がみょうにマッチして、
ちらっと読みましたがおもしろいですね。
中略だらけですが、私も記事を書きました。
https://etblupmotion.tumblr.com