今はハードで生理みたいにどろどろしたのじゃなくていいなぁと漫画を借りたつもりでしたが、小説プラス漫画で二度おいしい一冊になってました。
さすが。
中古本も見つからなかったですが、表紙はこれ。
図書館なんかにはあるのかも。
★★★
12年前の作品ですが、小説の「ワイドショー」では、
流行やメディアの垂れ流すゲスい情報を得て共有してその価値観をもっていることが「おんなとしてあたりまえ」みたいな感覚に違和感を持つ主人公の話で今読んでも十分面白かったです。
少し前まではワイドショー、週刊誌だったのが、いまネットになっただけで、芸能人など「遠くの人をさも知ったように批判」というコミュニケーションが女性の中にはあるのかなぁと思わせられる作品。
主人公の彼氏のお母さんもワイドショーを見て話す人で、
「この人許せない。この人の奥さん、子ども三人とも帝王切開なんだもの」
と言うのですが、そこで主人公が感じる違和感なんかは共感できます。
え?お前に関係なくね?
の一言で終わりそうなもんですが、実際熱く議論しちゃったりするんですよね、
今タイムリーなベッキーの不倫&謝罪もワイドショーをにぎわせていますね。
うーん、10年以上前の話とだぶるなんて、
メディアが少し変わっても、「負の批判」は女性の大好物だということがよくわかります。
奥さんに謝罪した?
え?あんなたになんの損得があるん?
という。
すごいですよね。そんな次元からクレーム入れたり、「許せない」っていうエネルギーが湧いてくるって。
そんなに暇ならゴミ拾いでもラジオ体操でもしたらきもちももう少しすっきりしそうなのに…
LINEが流出したのは致命傷で確かに、そんなんでたらもうどうしようもないけど、
大体秘め事のLINEとか、女同氏のLINEとかはぐちょぐちょにゲスい話ばっかりなので、
潔癖みたいに「許せない」とか言う女のきがしれんけど。笑
私は
「こういう子おる~」
「わかる~」
「ウケる~でもそればれたら終わりでね」
「こういう女ってのめりこむくせにあとから考えたら全然いい男じゃなかったって絶対後悔するでね」
くらいの感想しか持てないです。
後半の漫画には不倫関係に悩む女性が男性を殺すホラーなお話が出てきたりするのもかぶるなぁ~笑
憎愛の迷路に入ってしまう恐怖などホラーチックにかかれてます。
女の想い込みは怖いよ~まあ、男も怖いけど。
なんで女のほうがねっとりしちゅうがやろう。
本書がヨメレバになかったので、
個人的おすすめはこちら。
ファザーファッカーが有名ですが、私、これ結構読んでました。
懐かしいなぁ。
ねっとり女を感じたいときには内田春菊一冊だけでおなかいっぱいになります。
ホラー色が強いのもすきなら、岩井志麻子もおすすめ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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