読むな危険!夫が妻を抱けない理由とは?不倫漫画「夫を噛む」水瀬マユ

実はうっかり最近恋愛相談人数2,000人を超えました。

恋愛コラムニストもしているさかもとです。

今回は不倫漫画のレビューです。

実は、リアルの相談では、不倫反対、ダメ、絶対。と説いてます。が、エンタメとして楽しむのは超好き。

ただの不倫漫画かなと思って読み始めましたが結構学びが多かったのでご紹介します。

目次

なんで?好きで結婚したのに夫婦がうまくいかなくなる理由

<あらすじ>

『ふくらみふくらむ』水瀬マユの新境地!地方都市を舞台に4人の妻たちがつながり描くアブナイ相関図…!冷たい夫との結婚生活と「レス」で悩む藤花は、のどかな地方都市・蓮澄町に夫の転身に付き添って引っ越してきた。見知らぬ土地での孤独と冷たい夫との関係に悩んでいたそんな時、多肉植物を扱う園芸店を営む男・ムラタが現れ、ある話を持ちかけられて……?不倫を始めさまざまなかたちで“夫を噛(か)む”4人の妻たちが、そして夫たちが連鎖して巻き起こるエロティックストーリー。

感想:★★★★★

不倫漫画には期待しないんだけど、撃ち抜かれる言葉に出会ったし、4人の妻の気持ちもわかりつつ、胸糞展開からのスッキリ感も含め3巻にテンポよくまとまっていたのですごくよかったです。

うん、すごくよかった。面白かった。

普通に夫婦関係に悩む人や、好奇心で不倫に興味がある人にもおすすめ。

基本不倫はうまくいかないのがよく分かるし。

ネタバレあり:恋愛コラムニストも唸った夫が妻を抱けなくなる理由

個人的にすごく刺さったのが、成功者で年下の美人妻をもらった建築家が妻を抱けなくて、その妻が不倫に走る話。

その旦那が喋った妻を抱けない理由が個人的にはわかりみすぎてドキッとした。

「どんだけ美人だろーが、若かろーが、自分の尊厳を否定する相手にはたたたないよ」

めちゃくちゃ男の本質を表してるなって。

この結婚も、奥さんがオシャレなスタイリッシュな家にするために、尻に敷いた旦那さんの趣味のもの全部捨てたパターン。

奥さん側がいくら「何が不満なの?」って思ってても、ここに気付かないパターン少なくないと思う。

妻には妻の正義があるから。

この結婚の場合、「きれいでおしゃれな家にして何が悪い?」って何が原因かすら全く分かってない。

結婚は生活だからこそお互いを尊重し合えなくなるとキツイ

ほかの不倫の話も妻を下にみたりすることで結局破綻してしまう結末に。

結婚は支配ではなく、尊重しながら生活を支えていくもの。

妻、夫はそのためのバディ。

でも、うまくいかない場合「好き」「経済的理由」で縛ることを目的としていることが多々ある。

分かる。思い通りになるのが結婚と思ってる人もいる。

尊重も、絶妙なバランスがありながらお互いを引き上げたりする意味では縛りに近い部分もないとは言い切れない。

結婚という契約によって、お互いをつなぐか縛るかは、その夫婦にもよると思う。

正直、対等なんて言っても、気持ちと同様50:50になることなんてありえないだろうから。

別に10:90でも、お互いが満足する形なら◎。

問題は、不満に対して向き合えない時。

支配関係の場合は対話すら難しいから破綻する

支配関係になってしまっている場合、自分の思い通り動くのが妻(もしくは夫)と思われているから、対話ができない。

対話は「たてつかれた」とキレる理由になってしまう。

その裸の王様に義両親や同じ程度の仲間がいると最悪。

自分こそ間違ってないと確信しているから。

不満が溜まると、破綻しかない。

不倫も、離婚も、なってしかるべき結果となる。

不倫も離婚もしたくないなら

これはもう、日々の積み重ねなので、今日から変わるしかない。

今日が、もう手遅れの場合もあるかもしれない、でももし次や、続きがあるなら同じところでつまずくので、やはりやることは同じ。

相手を尊重しよう。

自分の物差しじゃなく、相手に話を聞いて。

結婚は、RPGに似ている。夫婦は、その物語をすすむパーティーの一人。

いらない、足手まといになる、戦力外、一緒にいたくなくなったらパーティーを変えたいと思うのは当然。

ずっと遠くまで進みたい場合、お互いがお互いのためになれるように、対話をしてみて欲しい。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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