壊れた時の自己判断は死活問題「現実逃避したらボロボロになった話」永田カビ

病んだとこと、ありますか?

私は、仕事を辞める1年間くらいは眩暈が出て、気持ちも落ちて毎日泣いて、こんな風に思っていました。

このままいったら、鬱診断されて、薬に頼らなければならなくなるかも。

でも、今、この状態から大義名分を病院からもらってフェイドアウトできるなら

それも全然ありやな!なんかもう、いろいろ無理やし」

でも、同時に、周りにうつ病経験者もいて、薬に頼りだすと、そこから抜けるのがすごく大変なのも知っていました

だから、仕事を辞める、自分一人で生きるのを辞めるという選択をして、その状況から逃げました。

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正しく逃げるにはどうしたらいいのだろう

<あらすじ>

飲まずにはいられない、描かずにはいられない。
31歳、自分を見失い、アルコール性急性膵炎に……

慢性的な生きづらさ、創作による苦しみから逃れるため、どんどん増えていく酒量。ある日、耐えきれない腹痛におそわれ病院に行くと「アルコール性急性膵炎」と診断され即入院となる。この本は、その入院生活と退院後・コミックエッセイを再度描くに至るまでを描いた実話である。

逃避の一つの手段として手を出しやすいのが、お酒。

社会人時代、私も週末は逃げるようにお酒を飲みに行っていました。

いつのまにか、楽しみのために飲むお酒が、今から逃げるために変わってるんですよね。

そうなるとアル中になるのはもう、早い。

会社勤めならお酒を飲まない時間をつくることができるけど、フリーランスって、

●上手くいかない時に自分を責めがち
●自由な時間がある
●昼間から飲める

ことでもう、アル中になる条件はそろっちゃう。

筆者は、急激なアルコール摂取で、アルコール性急性膵炎で入院が決まります。

この漫画の前半は、酒の量、そして、膵炎の入院レポ、そして、後半は、お酒に現実逃避することになった自分の中の問題と向き合う話となっています。

自分の飼いならし方は自分で見つけなければならない

後半、膵炎によくないことを知り、一旦お酒や脂質を禁止します。

でも急に逃避先がなくなって、また悩み、落ちる。

この本のいいところは、正解が書いているわけじゃないところなのかなと思いました。

悩みながら進む筆者の上がり下がりが隠さず書かれている。

私は、自分を見失い続けて落ちていく最中、なかなか共感できる本に出合えなかった。

「自分と同じように葛藤し、悩んで、一進一退し、また同じように落ちている人がいる」

ということを知るのは、今悩んでいる人や、悩んでいる人のまわりの人にとって、

「こういう場合もあるんだ」とか「わかる」と小さな安堵になるんじゃないかな。

筆者は、「あ、そうなのかも」と、自分の中の正解を見つけていく

人生って、そんなことの繰り返しな気がする。

大人になったけど、私も全然思ってた大人じゃないし、悩んで落ちることや、

「これでいいのかな」って悩むことがいっぱいある。

恥ずかしいと著者は気にするけど、きれいな正解ばかり並ぶ世界で、もがいている姿が作品になってるのは、読み手に取って、ある一つの道として見えていいんじゃないかな。

卯月妙子の「人間仮免中」を読み直したくなった

私も病んだ時に、唯一心に響いた卯月妙子さんの言葉でした。

そんな卯月さんの言葉も出てきたのもすごくシンパシーを感じ、読み返したくなりました。

【漫画】底の底の、その向こうには何が見える?「人間仮免中 つづき」卯月妙子

あんまり漫画で泣けない私も泣いてしまった、こちらもおススメです。

お酒がダメじゃなく、付き合い方を考えないといけない。

薬がダメじゃなく、付き合い方と自分を知ること。

シンプルなことだけど、調子が悪い時ってバランスが取れなかったり、自分を過信してバランスを崩しがちになってしまうよなと、読んでて思いました。

自分を許す、認める、受け入れる。

追い詰めるより、こういうことを小出しでしていかねばなー。

病んでる時におすすめの一冊です。

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