近未来の恋の形?データで恋は成就するのか「オルタネート」加藤シゲアキ

月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。

本好き同士、毎月順番に一冊本を決めて一緒に読んで感想をシェアしているつぶあんさん(つぶログ書店)とのコラボです。

前回は私のチョイスで、「グレート・ギャッツビーを追え」を読みあいました。

※私の感想はネタバレありです。

【オンナノ本ノヨミカタ】

設定・関係性全てが読書好きにはたまらない!「グレート・ギャッツビーを追え」ジョン・グリシャム

【オトコノ本ノヨミカタ】

村上春樹が訳す文芸ミステリー!『「グレート・ギャツビー」を追え』

今回は、つぶあんさんのチョイスで「オルタネート」です。

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画面と恋をする世代の新しい青春ラブストーリー

<あらすじ>

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須のウェブサービスとなった現代。東京にある円明学園高校で、3人の若者の運命が、交錯する。調理部部長で品行方正、しかし、あるトラウマから人付き合いにコンプレックスを抱える蓉。母との軋轢を機に、絶対真実の愛を求め続けるオルタネート信奉者の凪津。高校を中退し、かつてのバンド仲間の存在を求めて大阪から単身上京した尚志。出会いと別れ、葛藤と挫折、そして苦悩の末、やがて訪れる「運命」の日。3人の未来が、人生が、加速する――。
悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。3年ぶり、渾身の新作長

感想:★★★★

直木賞候補で、今売り出し中の若手作家のエモい青春小説なんでしょ?

まあ、とりあえず見てみるか…

というノリで読み始め、不覚にも一気読みして夜が更けてしまった…。

そして、読み終わってNEWSのメンバーだと気づく。

そうなのか…色眼鏡なしに読んだけど、結構面白かった……。

画面と恋する高校生たち

私は匿名オープンチャットの恋愛相談でよく高校生の恋愛相談にのるんだけど、今はSNSで繋がってたり、DMから出会いが始まったり、やりとりも基本LINEで、ほぼそれで恋愛が始まり、続き、人によっては終わるのを見ている。

だからめっちゃリアルだった。

個人的には、微妙な大人がちょっかい出してくるのが危険やから、オルタネートくらい徹底した高校生専用アプリはできてほしいなって思った。

スマホに時間をとられる現代人らしい恋の始まりと終わり。

そしてそれに染まりたくない、怖いと感じる人がいるのもリアリティがあってよかった。

バーチャル進行なのに、音楽や、料理、花という生で感じる要素と接しながらそれぞれが生活している様子も良かったんだよなぁ……。

特に音楽に関しての描写は、すごく頭の中でカラフルに、音をたてて進んだのでページをめくる手が止まらなくなってしまった。

破壊と創造の青春

料理大会も、恋も、まさにこれ。

そして青春の醍醐味もコレ。破壊と創造。
(正直青春時代にこれをしていない人は大人になっても課題を抱えたまま)

壁にぶつかって、でも進むしかない。

もちろん、みんなが破壊したくて進んでるわけじゃないけど、希望や夢を見る限り、それはセットでやってくる。

で、それをどう超えていくか。

画面を通しても、リアルで会っても、それは変わらない。

データという裏付けがあってもなくても、人は恋をする。

ただ、今後データは一つの選択になってもいいと思う。

今後、さらに出会いの場は減っていくと思う。ネットや画面の向こうになっていくと思う。

そうなった時、見えるものは減るし、確証はなかなか持てなくなる。

だからデータも、相性のいい人を見つける一つのツールになったらいいと思う。

オトコノ本ノヨミカタ

ド、青春小説。

つぶあんさんはどう読んだかな~

【コラボ書評】加藤シゲアケによる直木賞候補作!『オルタネート』

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