【小説】甘いのに政治を考えるきっかけに。そして、チョコレートをこんなに食べたくなる本がある?!”チョコレート・アンダーグラウンド”アレックス・シアラー

本の虫と化してます。

これも読書友達にお借りした一冊。

食べ物に例えるなら…やっぱり…

目次

【我慢できない!!欲望と幸せの詰まったミルクチョコレート】

感想:★★★

丁度政治とか選挙とかについて考えていたタイミングで読んだ良書です。

甘い、それ故食べ過ぎてしまったり、虫歯になったり。

甘い誘惑とは言ったもので、チョコレートはある側面から見たら確かに、「悪」ともいえる。
同じくらい、幸せを私たちにくれるものでもある。

それがある日禁止されたら。
身体のために一切、その楽しみを奪われたら。

「楽しみを、生きがいを、喜びを奪われる」
これらは今回の話しではチョコレートやったけど、

わたしたちの社会に落とし込んだら、

「平和」「子どもが育てやすい環境」「年金」だったりするんだろうと思う。

社会を回すために女性の社会進出を促して、会社の効率化のために非正規雇用を増やして「結婚」が贅沢品になっていたり…

色々と置き換えられる。

「楽しみも健康的なものではありませんか?寛容は?お祝いは?幸福は?喜びは?これらはすべて、健康的ではないでしょうか?」
「それどころか、これらこそ一番、健康的なものではないでしょうか。不幸や、ときたま起こる、避けることのできない人生の悲劇や苦痛をなだめてくれる、こういったものが。人生を価値あるものにしてくれるのは、まさにこういったものではないでしょうか。それなのに、近ごろ、それらはどこかに行ってしまいました。健全健康党の統治と支配が始まり、あえて言うならば、わたしたちの生活を破壊しはじめてから」
P474 475    30 放送

政治とお菓子って面白い。
こういうことをきっかけに政治に興味を持ったり、真剣に考えればよかったな~

ファンタジーって頭の中を柔軟に自由にするためにあるものかなと思うちょったけど、
アレックス・シアラーの本って、それだけじゃない倫理観に訴えるものがあってすごい。

こんなにいいものとは知らんかった。
探偵ものばっかりじゃなくて、こういう本にも出会いたかったな。

子どもができたら、更に新しい出会い(本とね)をしていきたい。

そう思える一冊です。
親子で政治に関して語り合うきっかけになるかも!
おススメです♪

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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