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プロフィール
高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)
18歳で脱藩、京都、金沢、富山高岡、能登半島住の転勤族。北陸か高知に大体おります。いつの間にか本籍は新潟県佐渡島に。一児の母。
元肉食系広告代理店勤務だったので、恋愛やお店のPRに関してのアドバイスが得意。
フェイスブック、ツイッターのメッセージ、そしてコチラでもライティングやインタビュー依頼、ブログでやってほしいこと受け付けます。
さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
実は臨月、坂本です。
なぜか、このタイミングで気になって買った本があります。
なんでだろう。
でもページをめくると鳥肌が立ちそうでした。
「あれ?これ我が家かな?」
みたいな笑
【個々が勝手に自己主張!
揚げ物、甘くカラフルなようかん、焼き鳥、牡蠣のクリーム焼き、エビチリ、まさにこれは、皿鉢料理】
就職先を3カ月で辞めて以来、自堕落気侭に親の臑を齧って暮らす”甘ったれ”25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。本当にやりたい仕事って?やり甲斐って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長篇小説。
感想:★★★★
ダメな男はどうしたら変わるのか。
そう、今私が一番欲しい答えがここに…
そう、いつも家族と話している必要なもの、
「危機感」「どうにもならないという事実」「覚悟」
そうなんですぅうううう。
なんにせよ共感がヤバかった笑
「あんた、いつからお母さんを『おい』呼ばわりできるほど偉くなったの」
ねじ込むような声の迫力は健在だった。むしろ迫力が増している。P20 フリーター、立つ。
私の戦闘態勢みたい。
実際帰ってきた時、こんなんやったし。
階下で玄関のカギが回る音がした。
「さぁて、一戦おっぱじめるか」
亜矢子が右肩を回しながら腰を上げた。P39 フリーター、立つ。
そう、家族には個々で話をせんといかんがよね。
すでに同じ家におってくいちがっちゅうがやき。
みんな「何が悪かった」かわかってない「むしろ俺が悪いん?」みたいな体制で来る。
読んでて共感しすぎてこれも一気読みしてしまった。
そして本当に家族は家族で起こる問題が、問題の根源が解ってない。
あるのは個々の主張だけ。
で、同じ大皿に乗っている。
一人ひとりが気づいて変わらないとまとまらない。
それを外に出た姉が一番客観的に見えるし、言うしかない。
しんどー!!!
これは弟が気づいて変わっていって、父も変わるところがある。
それぞれの家族の役割を用意してあげるとか、大切やなと思った。
私はここが力不足やなと思うた。
お父さんを立てる、弟をやる気にさせる。
「何勝手いゆうがなや!ぶったおす!」
までは思えるけど、そこから先が課題やな。
後半フリーターが家族を頼ってだんだんと気づきながら変わっていく様子は胸があつくなった。
マルチな何でも屋が第二新卒の役割として、ちょうほうされるっていうのもすごく共感できた。
私も第二新卒の何でも屋やもん。
うーん、話題作やったけど、今のタイミングで手に取って、読んで、よかった一冊でした。
もちろん、家族問題を抱える方、自分を奮い立たせることのできないダメ人間におススメです。
そしてわたしみたいなブチキレ姉にもね!
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