元受刑者とHIV/AIDS陽性者とのコラボ劇団に迫るドキュメンタリー映画+αの体験型鑑賞はどこでどうやるって決まるの?

見て通り過ぎるだけでなく、強く心に残る作品にたまに会うことがある。

考えさせられたり、記憶に残ったり。


ドキュメンタリー映画の向こうの世界は時に遠く、時に近く、

私たちの心の中に残って、

ふとした時に、自分に問いかけてくる。

そういう体験を、私は坂上香先生(監督)の映画で体験した。

その先生の、新しい作品が金沢で上映されたので、数年ぶりに先生に会いに行った。

上映されていたのはこちらの作品。

目次

元受刑者とHIV/AIDS陽性者…
ワケあり女たちのアマチュア劇団

あらすじ

女だけのアマチュア劇団「メデア・プロジェクト:囚われた女たちの劇場」は、サンフランシスコの刑務所で生まれた。20年にも及ぶ丙の中での活動を経て、新たな活動を開始。それは元受刑者と、HIV/AIDS陽性者とのコラボレーション。

HPより

今まで声を上げたことがなかった、耳を傾けえもらえない環境を生き抜いてきた女性たちが、演劇を通して自らのトラウマやストーリーを語り、「抑圧」と「沈黙」から解き放たれた自分の「声」に出会い、観客と響き合う。

 

彼女たちを、8年にわたって追ったドキュメンタリー映画「トークバック 沈黙を破る女たち」の坂上香監督

Youtubeインタビューより

【参考】↓

トークバック公式HP

映画を見て、語り合ったり、
様々なやり方でコミュニケーションをとり映画に近づく

どういう感じで上映場所を選んで地方を回って「トークバック」を上映しているんですか?


上映した同じ地域で別の人が「私もやりたい」主催してくれたり、

今度はライファーズ(坂上監督の過去作品。下で紹介※)もやりたいって言ってくれたりで上映が決まったり追加になったりもします。

以前、松山の大学で上映したのだけど、

大学主催でなんと550人が来てくれました。

大学主催で予算がないからってことで、

一定額で…本当は何人来ると何人っていうスライド式なんだけど、

それをなしにして大学だし無料でチャリティー的にやったらすごい来場者がありました。

正規のやり方ではなかったけど、

それがあったから教授やアーティストの人が手ごたえを感じてくれて、

今度はちゃんとお金をとってこじんまりとしたところで、

親密に語り合う場ももちたいねって、

「トークバック」はもう一度やりたいし、

ライファーズも見てくれて、

これをどう展開するか考えてくれたりしました。


この前は立命館でやったんだけどそれを見てくれた人が、

噂をきいて学部を変えて違う学部で上映してくれたりもしました。

この映画は見るだけじゃなくて、

同じくらいディスカッションにも力を入れています。

映画を見るのと同じくらいの時間トークバックをする。
そういうことを設けて、映画に限りなく近づくことまで試みている。

そういうアプローチをしていることで、他の監督も注目してくれることもありました。

映画を見るだけじゃなく。

では、映画を見た後、具体的にはどんなことをするんですか?


話したり、踊ったり、バナー作ったり、

クラフトもやったし、ありとあらゆる展開をして、

色々なアーティストを絡めたりして、

とってもアクティブな試みとして「トークバック」を共有している。


そういう楽しみがある映画でもあるんです。

「映画+α」でこの世界観に近づく体感型鑑賞

確かに、変わったアプローチをする映画ですね!


私が行けない場合は、

主催者がこういう交流の場を作ってくれたりして

「映画+α」でこの世界観に近づける色々なアプローチをしてくれています。

結構大変なんだけど、面白いでしょう。

具体的にはどれくらいかかるんですか?

HPにも公表しているので、そちらからアプローチしてもらえるといいです。

【参照HP】トークバック
50名50,000円~で、詳細は、トークバック
の、「自主上映のおすすめリーフレット」から見てみてください。

催したいと思ったら、

会場を手配して、5万円~旅費+先生への謝礼で先生の映画が見える。

そしてでこのイベントができるんですね。


今日なんかは、金沢大学で講師として出て、

そのあとこの映画のイベントをやっています。

実は、今、日本の国内で新しい試みもやってます。

え?どんなことですか?

日本国内の刑務所の撮影も2年かけてやってきて、そっちにも力を入れています。

実はその刑務所は、ライファーズの上映も日本でやってくれているところ。

日本の刑務所も今、新しくなろうとしている。

満を持して、先生の撮影が一区切りし、クラウドファンディングを行っています。

坂上香監督作品 国内”初”刑務所ドキュメンタリー「プリズン・サークル」の制作支援を!

【クラウドファンディングページ参照】↓

【坂上香監督過去作品】

※ ライファーズ


あらすじ

米国には、10万人を超えるライファーズ(終身刑受刑者)が存在するが、

その大半には仮釈放の可能性が残されている。

本作品では、カリフォルニア州の刑務所に服役する終身刑受刑者や、

社会復帰後も「更生」に力を注ぐ元受刑者たちの姿、

そして彼らを取り巻く現実を描いている。

犯罪や暴力に社会はどう向き合えばいいのか。

「Lifers」にはそのヒントがちりばめられている。

実は先生には会えたけど、

トークバックの上映には間に合わなかったのでまた自主上映をチェックしていこうと思います。

【参考URLはコチラ】↓

トークバック公式HP

坂上香監督作品 国内”初”刑務所ドキュメンタリー「プリズン・サークル」の制作支援を!

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プロフィール

高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)

18歳で脱藩、京都、金沢、富山高岡、能登半島住の転勤族。北陸か高知に大体おります。いつの間にか本籍は新潟県佐渡島に。一児の母。

元肉食系広告代理店勤務だったので、恋愛やお店のPRに関してのアドバイスが得意。

フェイスブック、ツイッターのメッセージ、そしてコチラでもライティングやインタビュー依頼、ブログでやってほしいこと受け付けます。


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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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