迷い人を受け入れ、地域の停滞した問題にメガトンパンチを打つために矢野大地が考えていること

ONEれいほく

はじめてだいちハウスを訪れたのは去年。

古民家の台所にある窯で米を炊き、黙々とみんなを一生懸命もてなしてくれる矢野大地くん。

かわりもんだなーと思ってそのまま、インタビューをさせてもらいました。

24歳移住者「5人いれば、王国は作れる」矢野大地君が限界集落で抱く野望とは

一年たち、彼には欲しがってた仲間が続々と増えていました。

新しいことに挑戦し、仲間とNPO法人ONEいほくで活躍し、そして時々燃えている矢野くん。

今年もぐいぐい話を聞いてきました。

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集落の王国から、地域の何でも屋へ、そして全国とつながる

Twitterで炎上したり、ネットで見ていると、去年インタビューした矢野くんイメージがかなり変わっていたのでいろいろ切り込んで聞いてきました。

さかもと
以前インタビューさせてもらった時の矢野くんの夢は、だいちハウスから見える集落の国化でしたが、今は地域の枠も広がり、そして全国にとビジョンが広がっていますね
矢野くん
この一年、人が増えたらできることも増えるのを体感しました。

前はONEれいほくは僕自身だったけど、新しい仲間や長期滞在する人と関わる中で、今はONEれいほくの一員という意識に変わりました。

僕が変わったように見えるのは、僕自身の見えるものや視界が変わったからかもしれません。

仲間が増えた今やっていきたいこと

矢野大地
NPO法人ONEれいほくを立ち上げた矢野くん。
去年5人くらいそれぞれ得意分野のある仲間が欲しいと言っていたのでっすが、そのビジョンはおおむね現実になっていました。

さかもと
一人から、チームになってできることが広がった感じがしますね。
矢野くん
ONEれいほくが動き始めたというか、僕以外のメンバーに任せられる部分が増えて、僕はもっと先を見ていきたいと思うようになりましたね。

地域のビジネスが「金ない人ない、どうしよう」ってなっているところに、僕がバシッとメガトンパンチを打ちに行けるようになれたらいいなと。

ただ僕たちは今はまだノウハウがそれほど蓄積されてないし、理解しあえる企業さんと繋がった時に、僕たちが出せる最大限で、ひとつひとつ課題を解決して実績を積んでいきたいなと思っています。

炎上したのは矢野大地が変わったから?

さかもと
少し前は矢野くん、炎上もしてたね
去年話を聞いた時からビジョンも、発言も変わったなーと思いながら佐渡島からTwitterで見てました
矢野くん
言われるようになってきたのも、以前よりとがったことできるようになってきたのかなとも思いますね。

僕の言うことが腑に落ちない人もいるのかなと。
でも実はそういうツイートも大事かなとも思ってます。

ONEれいほく
矢野くん
あ、あと、イケハヤさん経由で来ますね笑
ハヤシ君
イケダハヤトさんに毒されてるんじゃないかとかは言われますね笑ぼくはただの好青年キャラですけど笑

イケハヤさん宅からハヤシはうすもだいちハウスもそれぞれ車で20分ほどかかる場所にあります。

彼らがすごく頻繁に会って会議とかしてるわけじゃないのに思想がまるごと一緒と思われてるみたいです。(確かに、高知に住んでても嶺北の土地勘がないと、同じように見える)

実際嶺北に行ってみると、イケハヤさんにしても大地くんやハヤシ君にしても別々のものを見ながら個々で活動してて、たまに必要あればコンタクトをとる感じでした。

野生児からリア充に?!

一年前に比べて一気に企業っぽく、リア充っぽくなったのでそこも聞いてみました。

さかもと
イノシシ解体の生臭いかんじから、みんなでウエイみたいにいきなりキラキラになってギャップを感じてました笑

でも矢野くんと話すと、悩みとしてこの地域に若い子とか女の子も呼びたいっていうてたから、そういう人に向けたマーケティングなのかなと思ってました。

矢野くん
そうなんですよ、まさに
さかもと
男くさいところからいきなりリア充になったみたいな笑

矢野くん
僕はそういう生活も好きなので戻りたいですけどね笑

さかもと
勝手にですけど、矢野くんはもっと一人でなんかをしたいタイプかと思ってました。

でも、そもそも去年からメンバー増やして新しいことやりたいっていうてましたもんね

矢野くん
そうせざるを得なくなくなったっていうのが本音ですかね笑

自分がやりたいこととターゲットが決まって、発言も届けたい人たちにむけるようになりました。

結果、一般受けする投稿とか、しはじめましたね笑

さかもと
長く見ている人も多いから「あいつらかわったな」ってすごく言われてるイメージでした笑
矢野くん
そうなんですよ、リア充ツイートをするようになりましたからね笑

地域の協力してくれる人からもめちゃ言われます。
一時期、「あいつら大丈夫か」みたいなことを言われ続けてて。
でもちゃんと話せばわかってくれてきました。

ただやっぱり忙しくなればなるほど、コミュニケーションが少なくなりすぎてしまうところがありました。
どうしても僕一人でやりすぎてしまってたというか。

2017年になって、新しいことにトライする中で、新しいメンバーが来てくれて、その余裕ができた分で地元の人たちと話すことができるようになって、
「僕たちのビジョンはぶれてないんです、やっていく方向性としてはこうしていきたい」
っていうのを話せたらちゃんと伝わりました。

「大学辞めて独立がいい」とか「新卒で働く意味がない」とは言ってない

ハヤシ君
僕ら、大学行く意味ないとか、就職する意味ないとか一切書いてないもんね
矢野くん
イケハヤさんと仲いいからそう思われてる節あるよね笑

Twitterって波及効果強いし、広い層が使ってるなとも思うんですけど、世界としては狭い部分もあると思うんですよ。

だから僕らが勝負する場所はそこだけじゃなくて、リアルや地域との密な関わりだったり、ネットでは見えない部分もあるっていう感覚でマルチにやっていきたいなと思っています。

さかもと
ネットはネットで、リアルはリアルとバランスよくやってるんですね。

因みに、自分の王国は今後どうなるの?

矢野くん
ちょっとそのビジョン自体も狭かったなと今は思っていて。

今は、物理的距離ではなく、精神的な距離感でつながればコミュニティってできるなと思うようになりました。

最近は鳥取の面白い人たちとつながってるんですけど、高知にもこういう人がいる!がんばってる!って、いい意味で繋がってきているのを感じてて。

全国でもそういう意識共有ができるところが増えればそれで一つのコミュニティというか国というか、同じ意識で動けるくくりになるように思うんです。
ゆくゆくはその中で経済が回るようになってきたら面白いなと思ってます。

ONEれいほくの課題や今後

矢野大地
さかもと
今後の課題みたいなものはある?
矢野くん
地元の人との関わりかなと思ってます。

僕とは仲良くできるんですけど、ONEれいほくでの関わりはまだ弱いかなと。
僕の住んでる地域だけで見れば地元の人が僕を認めてくれてきてるのはあるんですけど、代わりに他のメンバーが行ったときにどうしても温度差があるというか。

まあ、いずれ僕らが連れてきた人たちが地域になじんでいくことでその壁は消えていくのかなと思います。

ただ、関わりを大事にする一方で、僕らのスタンスは地域により過ぎないっていうのを持っています。

地域と仲良しこよしになると「期待を裏切られた」とか「お前はあいつと仲いいのか」とか言われたりするので。

そういうしがらみはどうでもいいので、そういうのに巻き込まれない程度の距離感は保っていかないといけないかなと思います。

人手がほしいという地域の悩みの中にも、ボランティア的にやるべきこと、地域にすんでるから、若いからとかでやらなきゃいけないことも多いですから。

仕事の中には、今の時代に合わないものもあって、そのせいで人も定着しにくかったりするのもありますからね。

さかもと
それにしても、対人コミュニ―ケーションスキルめっちゃあがりましたね!
去年だいちハウスにお伺いした時は米を黙々と炊く人やったのに!
顔つきも変わったと思う
矢野くん
去年よりは余裕ができたせいかもしれません。

古民家の窯で米炊くのとか誰にも頼めないですからね笑

さかもと
いい流れがきゆうねぇ~
矢野くん
これからですよ!

人が増えたら起こる問題もたくさんあるので。

個人レベルやったり、団体やったり、全部僕に不満が集まってくるんですよ。
代表だし、「ONEれいほくとのかかわりは矢野大地」だと。

それらを一つひとつ解決して、なじませていかないといけないんだろうなと思っています。

一人入ってきたら一つは問題が起こるので笑

正直、今は里本さんとかハヤシ君もいてくれるのですごく助かっています。

ハヤシ君
人って誰とでも合うわけじゃないしね
さかもと
色々と戦いゆうね、ネットでもリアルでも
矢野くん
でも楽しいですけどね。

問題が起きると精神的にくじけたりして、個人だったら終わってたなってよく思います。

イケハヤさんに話したら「気にせず前に進むだけですよ」って一言だけいただきました笑

そういう応援してくれる人たちは僕が問題起こしたり、失敗しても、

「そんなちっさいことは気にせず、お前らは社会に対していいことをしているんだから、やるべきことをやれ」

って言ってくれるんです。

そういう人たちや、ハヤシ君や里本君みたいなスタッフに支えられてるなって常々思います。

そんな中でも離れていく人は離れていくんで、それはそれでしょうがないと思いますね。

人を増やしたい地域の思いと夢をかなえたい・挑戦したい!と思う人にONEれいほくがきっかけをつくる

さかもと
今後も嶺北の強みを生かした色んなことができそうやね。
矢野くん
今やってることの中で一番具体的になりそうなことが、「体験のプログラム化」です。

季節のいろんなアルバイトやこの時期にこれだけの人が欲しいって話が地元の人から僕のところによくくるんです。

そこに欲しい人をつなげつつ、そこで働いてくれる人にもただ労働としてそこにいくのではなく、学びの場として地域の仕事に関わることができるというお互いにとって価値を感じるプログラムを僕らが作っていきたいなと思っています。

そう思うようになったのは、今まで僕たちが地域に密着した仕事として、碁石茶親衛隊や、トマトに関わる仕事をやってきたおかげかなと思います。

仕事をしていく実務の面でももちろん学びはありますが、チームでやるっていうのがよかったのと、それぞれの思いをシェアする場所ができたことによって変わる人が結構いたんです

さかもと
ここでしかできない経験やここでしか会えない人との関わりっていうのでは、嶺北強いですね!
矢野くん
あとは、僕の住んでいる地域での問題として、「仕事をしてくれる人が欲しい、受け入れたい」と思っても、家とか場所、人が集える箱がない。
その課題に関しては僕らの拠点が活用できます。

拠点のほかには、つながりや対話に関しても僕たちが担えるかなと思っています。
来てくれる人たちが活躍したい、挑戦したいと思ったときに、僕らが人をつなげることができる。

それが拠点を持っているONEれいほくの強みですね。

だから地域の仕事をしている人たちにとっても人的なリソースが得られて、参加する人にとっても、労働だけでない学びを得られるプログラムにして、お金をまわしていきたいと思っています。

さかもと
難しそうですね
矢野くん
人を紹介はしているけど、結局僕たちがしたいのは、派遣事業ではないんですよね。

それよりも教育事業、教育プログラムとして人材育成のウエイトを大きくして特化したほうがONEれいほくの強みになると思っています。

普通は人材が欲しければ、大手の会社をつかってけして安くない広告代を出して人を呼ばなければいけないところを、ぼくたちが橋渡しすることによって土地にも興味を持ってもらって、体験していく中で人がここに来てくれる。

ただ単に働きに来てもらっているだけじゃなく、人生のターニングポイントとして特別な場所になるのは地域にとてもいいことかなと思えるので。

実際、僕たちがここにきて関わっている中で、地域の産業の担い手になる人も少なからず出てきています。

それは地域に対しても大きい価値になると思います。

さかもと
資金面に関してはうまくいってるんですか?
矢野くん
今まではONEれいほくのサービスに対して、人が欲しいという雇い主が単価を支払って、僕らが人を呼ぶ形にしていたんです。

もちろん参加者に雇い主にいただいた賃金を支払うので、ONEれいほくに大きなリターンはなかった。

今後は、仕事というよりも、僕たちのプロデュースするプログラム体験を通して学びだったり、人脈だったり、関わりだったり、そういう僕らがシェアできるものを提供し、地域の業者さんから広告料としてお金をいただくという仕組みにしていければと思っています。

でもそれだけじゃ難しいと思うので、人脈ができることによって、今後は地域企業のPRを僕らがやっていきますよという仕事も増やしていきたいです。

嶺北の地域に特化しているコンサルや総合商社のようなイメージですね。

人が増えてできることが増え、収益を増やし、その上がった収益を次の仕事につなげるため、より利益が上がるために投資しましょうよ!っていう提案をしていけたらなと思っています。

矢野大地
矢野くん
今後は今来てる層だけじゃなく、中学生、高校生、40代、50代の大人の人たちにも今まで培ってきた学びをプログラムとして体験してもらえるようなビジネスを考えられるといいなと思ってます。

また、来てくれる人の持ってるスキルも、つなげることによって自信をつけてもらう、夢に挑戦してもらうようサポートしたいなというのもあります。

さかもと
嶺北で体験できることに価値を持たせて、幅広い層に利用してもらい、ONEれいほくの運営も回るようにしていくのが当面の目標なんですね
矢野くん
現状は大体20代~30代前半の人が多いんです。
特に大学生の層が厚いんですけど、彼らにお金がないっていうのが僕も痛いほどよくわかるので。

そこからお金をとるのはそもそもネックだなと思ってるんです。

若い人や、色んな悩みを抱えた人を受け入れて、その人たちがここにいることで元気になって、何かを実現していったり、できる環境づくりをしていく、それが社会全体としていい影響になると思う。

自分たちがやりたいことはまさにそれなんです。

でも、どうしても「これをやりたい、夢をかなえたい」だけじゃだめで、どこで収益を上げるかっていうところも考えていかなければいけない。

今後はこういう考え方に共感して投資してくれるスポンサーを集めることをしていこうと思うんです。

今後の矢野大地は?

NPOの経営が厳しすぎて社員みんなで考えた結果、僕はヒッチハイクで全国を旅することにした

インタビューでお話した時に、やりたいこと、今後の方向性は決まっていたものの、資金面に対して新しい方法をいろいろと考えていた矢野くん。

動き出すことにしたみたいです笑

お金がない状態から古民家でたくさんの人を受け入れてきた矢野くん。

彼が悩んだり迷ったりしている人を受け入れ、嶺北や全国で活躍するようになる人は10年後、どれだけ増えているのだろう。

やっぱり面白い矢野くんから目が離せません!!!

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