「なんか、ちゃんとできゆうね」
「うん、不安やったけど、ちゃんとかわいいって思えるね」
眠る前の、旦那との会話。
結婚して、こどもがやってきて、うれしいけど、不安も大きかった。
自分至上主義で生きてきたわたしたちが、
あたらしい家族とちゃんと向き合えるか。
不安。
かわいいと思えるか、不安。
泣いたら、ちゃんと向き合えるか、不安。
どうやってあやすか、不安。
大事にできるか、不安。
自分より子供を優先させられるか、不安。
不安、不安、不安…。
ぼんやりした、たくさんの不安がふわふわとわたしたちを取り囲んでいた。
いざなってみると、やるしかない、が答えやった。
不安はどんどん出てくるけど、相談して納得する。
「大丈夫やよね?」
「大丈夫やと思う」
図書館で育児本を6冊も借りて、勉強した気になる。
赤い斑点は、ネットですぐに調べる。
「昨日は泣かんかったのに、今日はなんで泣いたんやろう」
「あれ?それできるようになったが?」
まだ出てきて90日もたってないのに、もう2年位一緒におるくらいの濃さ。
忘れていた童謡も、正直な表情も、
大人になってしまったわたしたちには学ぶことが多くて、
不安より、「たのしい」「うれしい」が増えてきた。
「おかあさん」ちゃんとできるか、まだ不安。
でも、不安の数だけ勉強できると思って、
毎日を過ごそうと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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プロフィール
高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)
18歳で脱藩、京都、金沢、富山高岡、能登半島住の転勤族。北陸か高知に大体おります。いつの間にか本籍は新潟県佐渡島に。一児の母。
元肉食系広告代理店勤務だったので、恋愛やお店のPRに関してのアドバイスが得意。
フェイスブック、ツイッターのメッセージ、そしてコチラでもライティングやインタビュー依頼、ブログでやってほしいこと受け付けます。
さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
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