妥協せず婚活するのは自分以外の○○のため?「婚活難民」にらさわあきこ

ほとんど結婚前の後悔はないですが、婚活パーティーに一度は行ってみたかった坂本です。

この本、めっちゃ面白かったです。

婚活している人に一歩踏み込んだ取材、一歩引いたフラットな立場の筆者。

婚活市場のリアル、少し垣間見えました。

目次

「●歳までに子どもが欲しい」「親を安心させたい」人は結婚していく

あらすじ
“婚活”で彼女たちは幸せになれたのか――
結婚を求め、現代を生きる、12人の女性たちのリアル・ドキュメント。
恋愛・結婚をテーマに500人以上の男女を取材してきた著者が放つ、渾身の初ルポルタージュ!

感想:★★★★

筆者の描写に引き込まれる婚活本でした。

恐る恐る相手がどんな人か見て話を聞いている情景が浮かぶし、どんな人物像かも頭の中にクリアにでてきて面白かったです。

そして、筆者は女性っぽいなー笑

「こんなにこの子細いのに、お好み焼き?!カロリー高いもんを?!」

からの

「やっぱり半分残すよね、意識高いきれいな子はやっぱ伊達じゃないよね」

っていう流れは本当に女子女子しくて笑いました。

そして、私も知りたい婚活する動機と条件の設定の仕方がすごくよくわかりました。

女性が年収一千万とか500万以上とかいうわけ

婚活サイトとか結婚相談所で書けっていわれるから、

「え…じゃあ…そりゃできれば高い方がいいよね…」

っていう流れから最初は「普通でいい」っていうてた人がだんだん求めるもんが高くなる。
ホントは、350万あれば生活できるけど、婚活サイトとか登録してみたら女性は優遇されてるから、適度にアタックされる。

そしたら「イケるかも」からの「条件高くしとこ」からの「会ってみたらあれが足りない」という。

彼女がこだわるポイントは、2つ。
「感性が近いかどうか」と、「休日の過ごし方が同じかどうか」。
しかし、そのゆるさにこそ、落とし穴があったと彼女は振り返る。
「私の求める条件というのは、会ってみないとわからないものなんですね。でも、候補があまりにも多いと、人って不思議なものですね。条件のいい人から順に、会っていきたくなるんです。私、学歴になんかまったくこだわってなかったのに、気づけば、東大卒や京大卒の人にばかりメールを返していました」

第1話 たったひとりの“誰か”を探して… P19

あとこの本に出てくるガチの美女とか資産家の子とかは下げれんのわかるわ。

「加奈さんの周りには、年収の高い男性がたくさんいるんですよね?だったら、紹介所に頼らなくても、周りで探したらどうですか?」
と思ったまま口にすると、
「だけど、その中に独身はいないんです」
と小さな顔をしかめた。

第4話 美人受付嬢の憂鬱 P82

そしてそういう人ほど周りに条件を満たすのが既婚者しかおらんっていう。
そりゃパパ活が捗りますわ。

美人の方が生活水準&美容水準&プライド下げられないから婚活大変なのかも。

結婚を決められない理由

これがずーっと知りたいことの一つだったんですが、この本を読んだら割としっくりきました。

自分もなんで「結婚したい」かわからなかったんですよね。

結婚は、そもそも「する」明確な理由をもってなければ、できづらいものなのかもしれない。
もちろん、若かりしころならば、そんなに深く考えることもなく「大学を出たから結婚しよう」とか、「彼を愛しているからしよう」というだけで、決断できたかもしれない。そしてその時期を仮に『第1の適齢期』とでも呼ぶとしたならば、それを過ぎた女性には、きっと別の理由が必要になる。
そしてその理由とは、「自分がしたいから」では弱く、もっと「しなければならないもの」ーたとえば、子供のためだとか親のためだとか、会社のためとか、生活のためだとか、自分以外の、「強い吸引力」を持つものでなくてはならないのかもしれない。

最終話 第2適齢期 P240,241

この本を読んで、私は子どもがほしかったし、自分の親が自分にしてくれたみたいな家族が欲しいとおもったから結婚したんやな~って思いました。

あー、すっきりした。

親のプレッシャーとかよくないと思ってましたが、第1の適齢期を過ぎたらきっかけとしてプッシュや親の要望って必要なのかもしれないですね。

でき婚とか、する理由が来るんですもんね。
アラサーになるまではへえ~くらいに思ってましたが、アラサーになったら「なんて効率のいい手法!」と思うようになりました。

理由がないから、男も結婚に踏み切れないので。

ネガなイメージを持ってる人も多いし…

女性は「絶対35歳までに子ども!」とかで決めるつもりがあるからできる人はささっと決めて結婚していきますから。

と思うと、男性の方が焦りがない分、難しいのかも。

婚活中&結婚できるか悩んでる人におススメ!

読み応え&共感がたくさんあります!
是非読んでみてください♪

The following two tabs change content below.
1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次