若旦那(専務)⇒社長に!!!
どうも、衣替え&社長就任集合撮影の日にスカーフを忘れて、新卒の子に泣きついて貸してもらった坂本です。
昨日、うちの旅館の社長が変わってはじめて全体集会がありました。
社長が、会長に、若旦那(専務)が、社長に、会長が、大女将になりました。
代替わりは、旅館の歴史を振り返るタイミング
大女将のお母さん(東京から駆け落ちしてきたお殿様の娘)が海にすごく生きたがるひとだったので、
自分の代で、お母さんの思いを引き継ぎ、
温泉街から少し離れた(当時道も砂利道だった)夕日がきれいに見える浜辺(お母さんが好きだった場所)に今の旅館を立てたました。
その後、先代社長が亡くなり、39歳で社長(現会長)が若くして旅館を継ぐことになります。
名前を変え、ロビーを変え、旅館をバージョンアップし、新しいことに挑戦し続け、旅館を盛り立ててきました。
時に息子に厳しくしながら(ここらへん、ドキュメンタリーが放映されている)経営のノウハウや、
従業員との関係を見ながら、今回、息子(現社長)が自分と同じ39歳の年に社長のバトンを渡すことを決めました。
大女将の
「一番かわいがった孫が、多田屋を継いでくれる。こんなうれしいことはない」
という言葉が心に残りました。
歴史に重みがある、その流れには、想い、愛、願いがあることをこんなに近くで感じられるなんて…。
旅館で働きだしてよかった!!!と思う特別な一日でした。
集合写真
旅館は、多くの人が働いていますが、旅館にいる時間が部署ごとで結構違います。
だからなかなか会わない社員さんも多いですが、昨日はほとんどの社員が揃いました。
町の写真屋さんを呼び、ロビーで撮影。
みんな笑顔で、新卒で入った一年目の女の子が、
「これポスターにして、部屋に飾りたい!」
と言っているのを聞いて、ああ、うちの旅館って、従業員にも本当に愛されているなと改めて思しました。
旅館が進化すること
会長が、「社員のみんなも、かなり若返って…」と話していましたが、
旅館って長く勤めている方が多いところがあります。
その中で高齢化に悩む旅館、新卒を多く採ってもみんな辞めてしまう旅館、きく範囲でもあらゆる旅館で人材確保と若返りは課題となっています。
社長(前専務)は人を見る目が厳しく、忙しい中でもやみくもに人を採用せず、「うちの旅館に合う」を軸に、慎重に採用を行ってきました。
自でも、分だけじゃなく、信用した社員に新卒採用&インターンを見つけてくることを任したりもしていて、社員を信用しているのが外から来た私には特によく判ります。
求人も、求人広告をやってきた私から見た時、「え?そこもかいちゃうんですか?」ってとこも、
「うん、うちのそのままを見てくれて来てくれる人じゃないといみないから」と、あっぴろげな見せ方で、
自分の頭が型にはまりきっていたことを思い知らされました。
そして、それで来てくれる人が、またうちと合うんです。
求人だけでなく、社長と若女将がやる新しいプロジェクトも近々始まるので楽しみです。
歴史や旅館のカラー、強みを持ったうえで、どう人を伸ばしていくか、
お客様に喜んでもらうように進化していくか、代替わりは、とても、とても楽しみな新たなスタートです。
今日も頑張ろう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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