「ここにするっていうよりは、色んな所にいくのが目的」
「3年位いると、飽きてきちゃうんだよね」
と、流しの板前さんは言っていた。
住んでる町も多岐にわたり、日本に限らず、海外まで。
どこに行ってもやっていける腕を持ち、縛りのない人生を選んでいるその人とは一瞬しかはなしてないけど、共感するものがあったし、なんならうらやましいなと思った。
「そういう生き方をするために、こういう仕事選んだところもあるしね」
移住の色々な形
移住して、そこから定住するというのが今の移住のイメージだけど、
転勤族である自分も、
移り住むという意味では「移住」だと思う。
飛び回り、移り住みを繰り返すのも、「移住」という生き方。
年齢的にも、重ねていくので、終の棲家を見つける長い旅なのかもしれないとは、
たまにふと思う。
正直、能登を、七尾を、和倉をこんなに好きになると思ってなかったし、
来て、住めてよかったと思う。
自分で選ばなかった移住は、私の人生を変えている。
「新し所にいくのは不安じゃないの?」
とよく聞かれるが、数年住んで、
美味しいところをかいつまんで、いいところも悪いところも見て、
次の町に移る。
「不安」どころか「飽きなくて楽しい」
私はこういう生き方を今、とても気に入っている。
旦那ともはなしていたけど、お互い、地元がすごく好きだ。
でも、地元で見える「なんとなくわかる未来」に飽きる気がしていた。
「あそこのおじいさんが亡くなって、あそこのおばあさんが一人で、人が減って、働くところはここ、毎年くる祭りでは酒をたらふく飲んで…」
変えるという発想もなしに。
今、色々な地方でまちづくり、地域活性化をしている。
私は移住しながら色々なサンプルを見ている。
転勤という「仕事」が軸の「移住」により、知らない町に暮らす。
正直楽しい。
これは、好きな場所やモノや、人が、どんどん増える生き方だから。
地域に対しての「責任」や「覚悟」はないように見えるかもしれないが、
そういう生き方を選ぶ「覚悟」をしているので、そのうえで楽しいと思う。
板前さんと話していて、私も「これで生きていく」という腕じゃないが、力が欲しいと思いました。
うむ。がんばる。
「移住」に関して面白い話を他にもいくつもきいたので、後日紹介していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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