「30歳になってお互い相手がおらんかったら結婚しよう」の約束はどうなるのか

桜真っ盛り。

霞みの春とはいいますが、北陸の白い雲の中に静かに咲く桜は、地元高知と印象がかわるなぁとおもってしまう坂本です。

地元が高知の佐川というまちで、桜の名所でもあったので、この時期は必ず、

牧野公園に行って桜を見てました。

昼はもちろん、夜桜も楽しみで、ちょっと住んじゅうところからは遠いけど、

娯楽がないので散歩がてら毎年夜桜を見に行ってた男友達がいました。

毎年同じ道を通って、同じところに上って、町を見下ろし、少し肌寒さを感じながら、

夜桜のアーチの下を通る。

私の春は、そういうものでした。

それは18歳で高知を離れた後も続き、戻ってきた時期が春の時は必ず行う儀式の様に続けていました。

お互いの交友関係、仕事のこと、恋愛のことをとりとめなく話して、

ただ散歩をするだけの関係。

それは刺激的で新しいことだらけで、楽しみながら傷ついた自分を癒すオアシスのような大事な時間でした。

いつだか、

「30歳になってお互い相手がおらんかったら結婚しようか」

そういう話をして、相手はどうだかわかりませんが、

私はそれを大層大事な保険として抱えて生きていました。

その約束があったから失恋して傷ついても、すがるように起き上がれたし、

好きなようにやってきた部分もあります。

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で、どうなったか。


私は29歳で結婚し、

向こうは20代中盤で、結婚しました。

正直…

「ぽっと出のわけわからん女にもっていかれたぁああ!!!」

そんな感じで、女友達にすがっては、「はいはい、自分も彼氏おるろ」と窘められてました。

でも、彼氏とまた違う!なんかもっと、神聖で、高尚なモノ!!

とか思ってましたが、幸せならそれでよしというところで落ち着きました。

その後は「私結婚するわ」と連絡をとったきり。

元気かなぁ。

春になったら思い出します。

それだけ。

何にもならず、ドラマチックな展開にもならず。

きっとこれからもならない。

今度高知にもんたら連絡してみようかな~。

ロマンチックな約束は、その響きに酔うだけで、結局違う道でも全然幸せになってしまうので、

恐れず、数撃ち、経験値をあげ、一緒にいて楽しい人を伴侶に選ぶことをおススメします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、一児の母。 転勤族の妻で今は佐渡島のターン。
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