「日本はさ、個人レベルで自分の人生が最後まで見える時代になっちゃっているでしょう」21年前のエッセイが突き刺さる“それでも女が好き”ビートたけし

エッセイはあまり読みませんが、気持ちいい位あけすけなものが読みたくなって、久々に手に取ってみました。

★★★

期待値通りの面白く読める一冊でした。

平成七年発行の本で、21年前のものですが、

〇平成女よ、ここまで堕ちたか
 開き直った女はめっぽう強い
 カラダで自立する女

〇やっぱり怖い、女とかみさん
 醜い”ダイエット狂”女
 イベント結婚式、もう要らない
 貧乏脱出マニュアル
 オイラの人格なき下半身
 女の中に眠る危険な遺伝子
 
〇世にはびこる年上女
 年上女の裏技「ひとり美人局」
 
〇そして、芸人はいなくなった
 視聴率なんてクソくらえ

〇家と女は借りるに限る
 ウソで固めた空っぽニッポン

など、見だしだけでも今でも読みたいラインナップでした。
時事ネタは時代こそ感じますが、それ以外はへんかこそあれどぶれてない。

「なぜ、わたしは生まれて、なぜこうやって生活して、死んでいくんでしょう」
「人間はどこから来て、どこへ行くのでしょう」
なんていう質問に、誰も答えられないじゃないか。
そうすると、そんなむすかしいことはなんにも考えず、メシ食って、セックスして、ガキ産んでノホホンと暮らして死んでいきゃあいいんだってなる。
「人は、なぜ生まれてくるんだろう」
そんなことを、今の日本で考えていくと、全部が全部、どん詰まりになるんだよね。

~女をポアする「たけし教」~ P108 より

オウム真理教の事件後に書かれた内容ですが、今でもそうやなーと思う。

「変える力」があるほど賢かったらべつやけど、
考えれば考えるほど、
頭がいい人たちが自分たちの都合いいように組んだ世界の中ではバカを見るだけなので、
同じ土俵の上にのったり、変に考えるだけ無駄だったりする。

ノホホンと自分が納得する生き方を模索していい諦めと、
落としどころを探しに行くのが、
「適当に幸せに生きるコツ」じゃないかと思う。

何かっていうと、女は国やダンナに頼ろうってところがあるけど、ほんとはそれは無謀なんだよね。ダンナや国を信用するなって。財産持ってて、子供がボケた親のオムツ交換の面倒を見てくれるっていうならまだしも、厚生年金とか老人ホームとか国のやってることは見限んなきゃじゃダメだよ。
年金なんて今の若いヤツらがもらえるはずねえんだもの。若いヤツが、寿命が延びている団塊の世代の面倒を見ようと思ったら、近い将来、一人で三人以上の面倒をみなきゃなんないわけでしょう。
そんなこと絶対に不可能だって。

~中略~

たとえば、厚生年金なんてオイラたちの世代がジジイになるときには、七十五歳から支給ってことになる可能性が大きいもの。若い連中なんてさ、ひょっとしらたら100歳こえなきゃ年金はもらえませんってことになってるかもね。

~やっぱり怖い、女とかみさん~ P32

久しぶりに本の虫になって思ったことは、
TVニュースはネットの後追いなので、ネットニュースばかり追いがちですが、
ちゃんとした本をたまに読まないと、「頭が悪く」なりそうだなと改めて思いました。

まあ、これがちゃんとした本なのか笑 はおいておいて、
うまくまとめられている、芯のある人の言葉に触れていかないと、
釈然と「そうなのかな?」みたいなストレスが自分の中にたまってくるなと。

社会人になって年間100冊を掲げて本を読んでましたが、
最近はだいぶペースダウンしてたのですが、
ネット情報に触れる度に感じる違和感と中毒性に犯された状態で「本」を読むと、
久しぶりに実家のご飯を食べたみたいな安心感があり、面白いです。

私は日本語が大好きなので、
ネット社会ですが、また本の中に泳ぎに行こうと改めて思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。

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