普通の幸せの味

最近、辛いことがあまりない。

控えめに言って、幸せだと思う。

でもインスタできれいに見せられるような育児をしているわけでもなく、稼いでいるお金もパートの域をでない。

今がベストではないけど、ゆっくり階段を登っている感覚があるから、割と焦りもない。

目次

ビレッジバンガードにときめいた10代

10代のころは自分のしらないことを見つけるのが楽しかった。

ときめきセンサーが少しでも反応すると、自分に取り込むべく買って、借りて読んだ。

偏った趣味は底知れない深い世界を見せてくれた。

このころは、入れても入れても足りなかった。

友達も恋も知識も経験も。

もっと、もっと、もっとと知的好奇心に飢えていた。

経験もないから、恋も、仕事も、友達も全部映画や本、漫画から学んだ。

あの頃の倍生きて思うのは、少女漫画以外は人生に結構役に立つということ。

経験第一!世界で遊ぶ20代

貯金が、50万円を超えたことがなかった。

今思うとよく結婚できたと思う。

30万貯めては事故るか、海外旅行に行っていた。

恋もそこそこした。

失敗も人に言えないくらいした。

仕事でも壁にぶつかったし、いい人にもたくさん会って、たくさん持っていたものからだんだん大事なものが何かわかるようになってきた。

無様な時代だったけど、全部やってよかった。

恥は、若いうちしか思いっきりかけない。

大事なものは持てる数が限られていることに気付いた30代

今。

なう。

いいかんじに別人になってきた。

価値を感じるものも、宝物も変わった。

今は、大事なものを厳選しながらモノを減らすのにハマっている。

ずっと10代から抱きしめていたとおもっていた埃をかぶって黴臭くなった宝物を手放せるようになった。

そんなものがなくても、私は私だと思える。

というか、変わりようがない。

「大人になったら買う」

をまだ言っている。

人がいないと相変わらず夜更かしをしてしまうし、小学生のころハマったポケモンに今もご乱心。

自分の機嫌は自分しかとれない

求めることをやめてから生きることが楽になったと思う。

求めないから、期待しないし、求めてないから、人が与えてくれるものには本当に感謝できる。

現状維持すら求めてないから、ちょっとあがったら褒めてあげられるし、変わる努力もできる。

あと、他人の評価もどうでもいいから気にしない。

田舎って、色々言われるとかいうけど、どうでもいい笑

ゆうとけゆうとけ、ゆうたぶん本人が腐るだけぞ、と思う。

だからどこに行くのも怖くないし、いい縁があれば単純にうれしい。

家族と居場所があって、本や漫画を読んで、時々映画を一緒に見られるパートナーがいて、日々は「普通の幸せ」の味がする。

そんな日々も本当は綱渡りの様にいつ転ぶかわからない。

普通を繋げる毎日を、今は尊く思う。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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