「お父さんだけでよかった」「俺みたいになるなよ」…「どうして?」真っ直ぐ向き合っていた親子が目線をそらしてきるようになった。再会してはみたものの…
みんな自分に忙しい、みんな自己中家族の一員、坂本です。
今旅館で働いてるんで、「あたしがおるうちに泊まりにきてや!」と電話したら、
「ごめん、お母さんもお父さんも、自分のことで忙しいきいけんわ!」と一瞬の迷いもなく言われました笑
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
そんな親を持った私が今日紹介するのはコチラ⇓
親子、かぁと思って手に取ったら、意外と中身シリアスそう…
これは読まねば…
ある時、急な知らせを受けて帰省する事になった孝志。
それは長い間、音信不通だった父に関する事だった。
うまくいかなかった親子関係。もう父の事で煩わしい思いはしたくない。
孝志はそんな思いを胸に、妻・亜紀とふるさとの地を踏む。
久しぶりの父との邂逅に、孝志が思う事、それは——。
上下巻で完結してて読みやすいです。
時間ないけど、しっかりした漫画読みたいとき、こういうの助かる。
親子って、めっちゃ生臭いじゃないですか。
違う個体やのに、血とかDNAとか、繋がった、共通するものもはいっちゅうっていう。
嫌悪するところも、
気づいたらマネしちゅうところも、
好きな所も、
無意識にパートナーに選ぶ人とか、
言いゆうことまで結構影響されちゅう。
そして大人になったら、「自分はこうしてあげたい」「親がやってくれたみたいにしたい」とか思って来たり。
私の家は、一時期、「ああ、この町で一番不幸な家うちやな」とか思うたこともあったし、
(弟が中学中退って反則したりしてたんで)
未だに兄弟3人で夜のドライブ行ったりするくらい仲良かったり、
なんやかんや仲の良い家族ではあるけど、
それがお金の事とか、犯罪とかに紙一重で巻き込まれたり、誰かが死んだりしたらがらっと人生かわっちょったと思う。
関わるのも家族やし、逃げるのも家族。
大人になってからは個々で生き方を選べるし、枝分かれしたり、切ることもできるけど、
見えんなんかで綱がっちゅうみたいな不思議な感覚は、離れても、どんなに逃げても大抵ついてくるものな気がする。
その思考からすら逃げることもできるとは思うけど。
私自身、後悔とか、「こうしてもらってきたな」っていう気持ちはあるし、どっかで、小さい感謝を積み重ねて返さないかんと思いゆう。
次の世代に返すこともそうやし、親が生を全うするまでの時間の中でもそれはできるはず。
そんなことを改めて思える漫画でした。
家族のことでなんかしこりがある人、最近上手くいってない人、ずっと会ってない人におススメです!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
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