410P一気読み。伊坂幸太郎が願った同作家の「スパイもの」“離陸”絲山秋子

小説が面白くて夜眠れない…という日が年に数日あります。

次の日しんどいけど、没頭している時間はただただ至福。

久しぶりの一気読み410Pと長かったですが、だれなかったのは舞台が、

関東、パリ、東京、九州と次々と行き来するからなのか。

コレ。

★★★★★

久しぶりの★5つです。

あらすじ

:「女優を探してほしい」。突如訪ねて来た不気味な黒人イルベールの言葉により、”ぼく”の平凡な人生は大きく動き始める。イスラエル映画に、戦間期のパリに…時空と場所を超えて足跡を残す”女優”とは何者なのか?謎めいた追跡の旅。そして親しき者たちの死。”ぼく”はやがて寄る辺なき生の核心へと迫っていく―人生を襲う不意打ちの死と向き合った傑作長篇。

続けて読んでいるから余計思うのが、絲山作品は温度の低いというか、テンションの低そうな男性がいい感じに出てきて、私はその出てくる人が結構すきだということ。

よくよく考えると、旦那もそういう節がある。

こういう男がどこで「強く何かを欲する」のか、
「ひどく傷つく」のか
「何をうけいれる」のかが気になって仕方がない。

スパイものとしては、まるで気まぐれな霧の中で手探りで進んでいる様な感じの読み口なので、伊坂幸太郎作ファンみたいな人にはまどろっこしさすらかんじるんじゃないかと思うけど、私はこの、興味ないけど、本当はみたくもないけど…という感じながら運命に流されていく感じで巻き込まれていく感じが好きやった。

人生とは総じてそういうものやと思う。

ちりばめられたピースはハマりそうではかっちりハマらない感じもページをめくる手が止まらなかった原因かもしれない。

思い通りに、気持ちよく進むことの方が胡散臭い。

まるで罠みたい。

前回よんだ「薄情」は大雪、今回は震災がでてくる。

人の心の揺れが、ちょこっとでるだけなのに、印象的。

新書もでちゅうけど、いつ図書館にでるやろうか。

まだ読んでない本は数冊。

その数冊は、生きることの楽しみになる。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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