【本】「好きなことは決まっていると、幸せ?つらい?」真逆の真理を持つ二人の刺激的な対談”悩みどころと逃げどころ”ちきりん 梅原大吾のいいとこ抜粋

「いい学校、いい会社、いい人生」それは現代も有効なのか。

小説以外を久しぶりに手にとりました。

いやー、興味深かった。

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17歳で世界のトップに立ちながら、自分の生きていく道は本当にゲームでいいのかと悩み、あがいてもがいて自らの居場所を見つけた梅原大吾氏。一方、「いい学校からいい会社」という学校エリートの道を歩みながら、乗っていた大きな船を降り、回り道して「いい人生」に辿り着いたちきりん氏。世界一プロゲーマーとカリスマ社会派ブロガー―居場所も考え方もまったく違うふたりが、生き方をめぐって語り合った白熱対談。いい人生はどこにある?

感想:★★★

なかなか読まんと思うけど、高校くらいの時に読みたかった一冊

色々考えるタイプなら中3くらいでも読んだ方がいいし、

低学年でも読めるすごくやさしいことばでかかれちゅうき、

進めたい若い子たちが浮かぶ一冊やった。

ウメハラ:おもしろい疑問って、それを感じた時点で答えが見つかったのと同じような感覚が得られるから。結局のところ疑問さえきちんと持てれば、たとえ時間がかかっても、自分なりの結論に必ず到達できる。

ちきりん:一方、「どうすれば勝てますか?」みたいな質問をしている人は…、

ウメハラ:100年たってもそこから先にいけないでしょうね。そしてなんでそんな何も考えてない質j問しか出てこないのかというと、「誰かに答えを与えてもらおうとする前に、自分で考える訓練」をしてないからだと思うんです。

P43 第2章 競争

ウメハラ:勝負事以外にも数学を勉強するとどうなるのか、いいことも悪いことも最初にとことん時間をかけて理解させれば、みんなもっと意味がわかったうえで勉強できると思う。

ちきりん:うん。ん?ちょっと待って。いいことも悪いことも?数学を学んで悪いことなんてあるの?

ウメハラ:ありますよ。数字に強いってことは、論理的ってことだから、裏を返せば「数学で計れないものもあることを忘れがち」「理屈っぽすぎて人から嫌われやすい」「理論に偏りすぎるとクリエイティブなものを産み出せない」といった負の面も考えられるでしょ?

P58 第2章 競争

さっさと勝ちたい学校エリート

ウメハラ:新しいゲームがリリースされた当初は、そういう簡単で強いキャラクターを選んで、そのキャラが持っている強い武器をどう使うかだけ考える人が圧倒的に勝ちやすい。ところが最初勝てても、それだとそのうち勝てなくなるんですよ。

ちきりん:なぜ?同じキャラをずっと使ってたら、慣れてきてさらに強くなりそうなのに。

ウメハラ:不思議でしょ。理由は、それをやっていると何も考えなくなるからです。

中略

しかも一つの方向に洗練されているだけだから、一定のところで成長も止まってしまう。

P73 大3章 目的

ちきりん:ある業界で自社がトップになればいいのか、業界全体のレベルを上げていくのか、それによってやるべきことが違ってくる。 

 日本って昔はどの業界も欧米に追い付け追い越せだったでしょ。そういう状況だと、トヨタが日産に勝つとか、新日鉄が日本鋼管に勝つより、オールジャパンでレベルを上げて、日本全体として世界に認められることの方が、よほど大切だったんです。

P79 大3章 目的

ウメハラ:そこまで過酷で条件もよくないスポーツを好きになっちゃったのは「解けない呪い」をかけられたみたいなものなんです。

ちきりん;解けない呪い!こわー。人生を賭けたいほどのもモノが小さい頃に見つかるってすばらしいことだとおもってたけど、そういう見方もできるんですね。

ウメハラ:呪いだから損得関係なく、もうやらないわけにはいかないんです。才能の有無すら関係ない。もしその子が親に止められてボクシングをやめてしまったら、「俺、もしあのままボクシングに打ち込んでいたらどういう人生だったんだろう」っていうモヤモヤを、ずっと引きずって生きていくことになる。
ちきりん:やってもやらなくても苦しい人生が待っているわけだ!

P126 大6章 職業

ウメハラ:男のやさしさですよ。揺らいでいる奴に対して、「逃げたら後で後悔するぞ、自力で生きていくためには初志を貫け」と励ますのが父親的なやさしさじゃないですか。

ちきりん:まあたしかに、「ダメならやめていいのよ、あなたの好きなものを探しなさい」って言うのは母性的かな。

ウメハラ:逃げなのか、積極的な選択なのかの見極めは難しいですよね。でも、たいたいは逃げだと思うんです。単に今季ややる気がないだけの人間も、世の中にはたくさんいますから。僕はそういう人間をかなりみてきたんで。

ちきりん:何を見てきたかの違いなのかな。私の周りには逃げちゃいけないと思い込んで苦しんでる人の方が多かったから。


P153 第7章 挫折

ちきりん:人間って周りから評価されて初めて自信がつくわけだから、評価されない世界に居続けて。「自分で選んだんだろ。これが天職だと思うんだろ。だったら逃げるな、頑張れ」って言われ続けるのはつらすぎる。

ウメハラ:天職って何なんだろうってこと?

ちきりん:よく「好きなことをやって生きる」っていうけど。人から評価されて、「これが自分の好きなことだ」って思えたりもしませんか?好きなことより評価されることのほうが、大半の人は結局、好きになる。
語義的におかしいかもしれないけど、何が天職かも変わるというか。

P156 第七章 挫折

ウメハラ:そうやって、自分の本音を確認したかったんです。人間て、自分の本音に気づける機会ってそんなにないんですよ。「金なんて大事じゃない」っていうのは簡単だけど、それが本当に自分の気持ちなのか、なかなか確認できない。

P165 第8章 収入

ウメハラ:前に「金は鋳造された自由である」というドストエフスキーの言葉を人から聞いて、その通りだなと思ってたんです。たとえば、一億円分の自由が手に入る。その分、働かなくてもいいし、あればあっただけ選択肢が広がって、好きなことができる。

 でも最近わかったのは、お金で手に入る自由っていうのは、物理的な自由なんですよね。精神的な自由に関しては、お金が入れば入るほど制限が多くなって、むしろ損なわれてしまうことも多い。


P177、178 第8章 収入

安定的とされている指標よりも、本質に近づいた議論がされています。

似た人が話していてもこの面白さは生まれなかっただろうなぁ。

一つを極めたプロと、「エリート」を手放して新しいものを得たちきりんさんだからこの本が生まれたんやなぁと、そしてその極端な2人の対談だから偏っているように見えて、納得できる部分も多くて腑に落ちてくる。

面白かった。

迷い人、必見の一冊です。

学ぶこと、自分の生き方について再度考える機会を得られる一冊。

おススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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プロフィール

高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)

18歳で脱藩、京都、金沢、富山高岡を経て現在能登半島在住。いつの間にか本籍は新潟県佐渡島に。

現在里帰り出産のため高知へもんちゅう。

恋愛やお店のPRに関してのアドバイスが得意。

フェイスブック、ツイッターのメッセージ、そしてコチラでもライティングやインタビュー依頼、ブログでやってほしいこと受け付けます。


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さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。








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1986年高知生まれの五黄の寅年、一児の母。 転勤族の妻で今は佐渡島のターン。
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