妊娠中に買って、衝撃を受けた一冊。
妊娠中の心配もあるけど、成長していく中で分る、気づく、躓く場面が子育てにはきっとあるがやろうな。
今は「眠い」「お腹減った」「おしめきもちわるい」「だっこ」くらいしか求めてこんけど、してほしいことが私とおんなじくらいに増えてくるがやもん。
これは複雑な気持ちになりながら読んだ…
【母と女と妻をどう生きるか】
あらすじ
不妊治療や流産を乗り越え、ようやく授かった娘は広汎性発達障害だった。療育に奔走するが、わが子と心が通い合わない事に思い悩み、気づけばいつしかウツ状態に。チャット、浮気、新興宗教…現実逃避を重ねる中、夫から離婚届を突き付けられてしまう。その時、私が選んだ道とは―。絶望と再生の子育て体験コミックエッセイ。児童精神科医の解説つき。
感想:★★★★
産むまで色んな心配がありましたが、
産んでからも色んなしんぱいがあるもんながやなって考えさせられた一冊。
生まれてきて、自我が出てくるまでは幸せやったお母さん。
ちょっとづつ「あれ?」と思い出して、
「病気」とわかって色んな努力をしていくうちに、
どんどんと悪いスパイラルに入っていく。
追い込まれた中の現実逃避を悪いとは思えんし、
これからはどうなるかわからんなっていう恐怖を感じるには十分な一冊でした。
「もし…」を考え出したらきりがないけど、
こうなったらいかんで!っていうサンプルが詰まっている本。
子育てはすばらしいけど、ケースによっては「追い込まれる」
ものにもなりうるがやなと思いました。
奇跡とかあんまり使いたくないけど、健全で、健康に生まれて問題なく育つって奇跡ながやなと感じました。
20人に一人ってすごい割合。
クラスに1人か2人はいる計算ですね。
専門医の見解なども載っているので、子育てをしていて「あれ?」と思った人は…
私もこれからどうなるかわからんし怖いなぁ。
うーん、落ちていく本やからすすめずらいけど、知っておくこと、情報として読んでみるのもいいと思います。
作品としては言いたくないような話がコミックエッセイという読みやすいかたちになっていて、引き込まれて読んでしまいました。
母、女、妻としていろんなかかわりで悩んでる人は気づきがあるかも。
梅干を食べたような酸っぱさがじーんときてなんといっていいかわからんけど心に残る作品。
【その他おすすめ子育て本】
180度変わってこっちは笑って頷ける育児本です!
げへへ!
ずぼらエピソードがかぶりすぎて旦那に筆者じゃないか疑いをかけられています。
最新記事 by さかもとみき (全て見る)
- フォビア3巻(原作:原克玄 作画:ゴトウユキ)感想→怖いほど共感した - 2024年6月16日
- いじめ撲滅プログラムの感想(作画:ピエール手塚 原作:藤見登吏央) - 2024年5月9日
- 新潟市でウミディグダを探すなら関谷浜かマリンピア前の駐車場が◎ - 2024年4月25日
コメント