ドラマ化決定!「 ここは今から倫理です。」雨瀬シオリ:人生のもやもやに向き合う倫理とは

いい漫画は紙で本棚に置いておきたい派、さかもとです。

今回紹介するのは新しくレギュラーとなった漫画。

目次

なんとなくの正解を知るために考える時間は意外と大切

ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス)[本/雑誌] (コミックス) / 雨瀬シオリ/著

<あらすじ>
生きていくために大切なことは、すべて「倫理」の授業に詰まっている。高校の倫理教師・高柳が悩める生徒たちを導く‼
──人の心は難しい、それぞれに思いがあり、悩みがある。人の心を考える「倫理」を教える教師・高柳は自分が教えるクラスの生徒たちが抱える「心の澱」に真摯に向かい合い、共に悩み考える…。教師の、人の在り方を描く教師物語!

感想:★★★★★

なんでもすぐわかった気になる現代に、立ち止まって寄り添ったり、考えたりする、一見無駄なような思考に向き合い、考える。

そんなことの重要さをいい感じに教えてくれる漫画です。

正直、すごくいい。

おもしろいし、すごくいい。

節目節目に何度か読み返したい、人生の足しになる感じの漫画です。

悩まない人はいないからみんなに響くと思う

こう対応したら、「早い」「楽」。

10代20代は色々ぶつかって試行錯誤するけど、その中でだんだん、いちいち考えず、効率よく回そうとして人は大人になっていきます。

だから、形式じみた対応をすればことなかれですすんでいく。

それで基本的にはいいんですよね。

でも、たまに、「ほんとにこれでいいのかな」と思うこと、ありませんか?

私は結構あるんですよね。

心の中の、心の矢印の違和感。

まあ、感じたところでそれとちゃんと向き合うことなんてほとんどなくて、やっぱり「正しさ」的な正論を振りかざして一番最短距離で片付けようとしてしまう。

でも、それってプログラムと同じようで無機質。

人っぽくないというか。

でも、人っぽいってちょっとあつくるしいし、空気読めない感じになるし、なんなら、恥ずかしいし、避けたい。

でも、さくさく割り切りすぎてもなんか違う。

そんなところにこの漫画が刺さりました。

「あぁ、ちゃんと納得するまで考えていいんだ」って。

倫理の授業なんて全く覚えていないけど、もう一度受けてみたくなったなー。

もう30歳なので、自分で学ぶのも楽しそう。

人間の抱えるめんどくささと向き合う学問なのかも。

読めば読むほど加速してハマっていくと思います!

1巻だけじゃなく、2巻もすごく好きでした。

これ、ドラマ化されそうだな~

と思ってたら、されたるようです!!!

追記『ここは今から倫理です。』ドラマ化決定!2020.2.22現在

これ、今の時代に是非映像、ドラマ化してほしいと思ってたのでめちゃくちゃ嬉しい。

自分の「?」に出会うきっかけをたくさんの人に与えて欲しい。

私も、今これを読みながら自分の正しさの暴力性とかに関して考えさせられている。

今の時代、こんなに「正しそうなこと」や「自分の考え」がふわふわしてるってことを思い知らされる作品はないと思う。

ドラマ化の詳細は、また追って紹介されるそうです!

悩んだことがある全ての老若男女におすすめ

ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックス)[本/雑誌] (コミックス) / 雨瀬シオリ/著
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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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