息子には料理人や磨ぎ師みたいな職人になって欲しいとふんわり思ってる坂本です。
これは、好きな作品。
若乃花の息子みたいな若い靴職人の話し。
機械は便利やけど、人が作るものが私はまだまだ好き。
【奥深い味わいが広がる燻製ベイクドチョコ
あらすじ
「一足30万から」。 一条歩、職業・靴職人。12歳でフィレンツェに渡り、17歳から名門下の靴職人として働いた青年は、22歳の今年、東京にひっそりと店を構えた。その名は”IPPO”。極上を知る青年の店は、安くはない適正価格をとるが、上客、珍客、美しい客……とさまざまな客が訪れる。腕は確か、されど若造。そんな靴職人青年の手仕事ストーリー、はじまりはじまり。
感想:★★★★★
消えそうな伝承技を学んで、過去と未来をつなぐ人になりたかった。
富山におったとき、いろんな伝統工業を知って、そのカッコよさにやられてしまった。
そして、「伝統」っていう古臭く感じるものがなぜ今もあるのか、それを今必要な形にしたら…
とてもワクワクするものになるなと。
富山の高岡にはそういうものがあって、すごく、惚れてしまった。
色んな職種を見て、経験値としては色んなことができるわけじゃないけど、器用貧乏な自分にぴったりのキャリアを積んできた気がする。
旅館業に携わるようになって、料理にしろ、接客にしろ、その道のプロと対峙して、一つのことを極めていく奥深さを羨ましく思うようになった。
サービスを行うハードとして、旅館は奥深さを演出してくれる不思議な場所。
一流の人もいらっしゃるし、おばあちゃんの喜寿でいらっしゃる人もいるし、プロポーズしに来る人もおる。
毎日同じように見えて、毎日違う課題が出され、少しずつ強度を上げてスキルアップするころには時代が解ってきてまた変わる必要がある。
残ってきたものには意味がある。
だから職人にあこがれる。
色んなものが簡易的に手に入る現代は、意外と目に見えない贅沢が売れる。
そこに価値を見出す人が一定数おる。
人を満足させてきた『型』には意味がある。
残るものにも、意味がある。
あたらしいものの方がたのしかったし、好きだったけど、30を超えてきて、古いと思っていたものに色々と興味が出てきました。
そんな感じなので、すごいこの作品、しっくりくる。
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【さかもとみき】
高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)
18歳で脱藩。京都、金沢、富山高岡からの能登半島住。
転勤族で、北陸か高知に大体おります。一児の母。
元肉食系広告代理店勤務。旅館ではオールサポートという何でも屋。
プロフィール
マーケティングやお店のPRに関してのアドバイスが得意。
…なんですが恋愛相談ばかりされるので、恋愛相談室はじめました。
→【さかもとみき相談部屋(BASE)】
「恋したいけど自信がない」「元カレが忘れられない」「結婚したいけど…」
相談のってます。
そんなわたしがほしいもの→【坂本のAmazon欲しいものリスト】
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寄稿、ライティング、インタビュー(人となりをわかりやすく記事にします)
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さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
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