夏は怖いものが見たくなる32歳、さかもとです。
読めば、田中貢太郎は高知出身じゃないですか。
原作、探そうかな。
目次
得体のしれないものにからめとられていく男はその穴から抜け出せるのか
<あらすじ>
艶めかしくも奇怪な、奥底の知れない恐怖に、男は絡め捕られていく――。
将来を嘱望された青年の歯車が、ある女性との出会いをきっかけに、微妙に狂い出す――。怪談文芸の大家・田中貢太郎の傑作怪奇小説集『黒雨集』に収録された退廃的怪異譚を、偉才・近藤ようこが鮮烈に視覚化。
感想:★★★
近藤ようこさんの作品はいくつか読んでいて結構好きなんですけどこれも読みやすく、引き込まれました。
多分世界観と絵がピッタリで、いやらしさや、どうしようもなさがそのまま表れていたように思います。
海辺のさびれた宿での出会い、帰れない家、魅入られるとどうしようもないんでしょうね。
こういうものたちにとって。
妖怪たちの正体が明確になるわけでも、解決するわけでもないこういう物語、最近は減ってるきがするなぁ。
後味が曖昧故に怖さが増すこの感じ、私は好きです。
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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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