この映画を見るきっかけは、あるPVでした。
この曲がすごく好きで(会社員時代着信音にしていたくらい)
と話していたところ、旦那がTSUTAYAで借りてきてくれました。
良く佐渡にあったな!!!!
(と思ったら2016年にDVDが再販されたっぽかった)
結論から言うと、これ、DVD買います笑
サブカル勢の大好物!たくさんのクリエイターに影響を与えただろう名作
あらすじ
物語の舞台は宇宙のどこかの星。
進んだ科学を操る巨大な人型宇宙人ドラーグ族と、彼らから虫けらのように虐げられている、地球人によく似た人類オム族。
ドラーグ族による大規模な掃討作戦を前に、ついに二つの種族の全面対決が始まる……!
感想:★★★★★
見てよかったです。
見終わった後も強烈な印象が残って、夢に出てきそうでした。
そして気づいたら、もう一回見たい感に支配されていました笑
再販にならなければDVDが高くなりすぎてておそらく見ることすらかなわなかった40年以上前の名作です。
(日本に入ってきたのは1985年)
さすがに、カンヌ国際映画祭でアニメ史上初の審査員特別賞受賞をとり、ファンが多い作品なだけある。
今見てもばりばり前衛的です笑
佐渡のTSUTAYAにあったのは奇跡的、まじで嬉しかった。
本編は72分のアニメで、一言でいうと、
なんですが、目が離せません。
設定も、展開も、キャラも読めなさすぎる…
独特の気持ち悪さは、絵具や色鉛筆で描いたキャラクターを切り抜き、背景の上で一つ一動かすといった、非常に手間暇かけた切り絵アニメの手法が使われているせいもあるのでしょうか。
日本のアニメに慣れているからか…作風なのか…いや、やっぱりキャラや絵なのか…世界観なのか…ぞわぞわとした気持ち悪さが残る癖になる映画でした。
思わずフィギアまで欲しいと思ってしまいました笑
ナウシカの世界観がちらりと見える
本編を見てたら、ナウシカを思い出しました。
って思わずつぶやいてしまうくらい。
あらすじよりも世界観とか巨神兵の構想とか、生物とか。
因みに下の引用はWikipediaです。
奇妙な巨大生物の描写など、宮崎駿の漫画・アニメ『風の谷のナウシカ』に影響を与えたと指摘されている。
当の宮崎は、本作を鑑賞した際「ヒエロニムス・ボッシュの絵みたいな」「美しくもおぞましい」キリスト教ベースの美術に辟易しつつも「面白い」と思い、翻って風土を念頭におかない作品を描く通俗的な日本のアニメの現状を、「美術が不在」と言う表現で反省している。
そして多分、富樫義博さんも影響受けてるんじゃないかなと思ってます。
書き込まれた繊細さは富樫さんのほうがすごいなってなるけど。
得体のしれない特性を持ったキャラが人間と適度に共存している感じとか。
レベルEとか、H×Hの新世界とかに通じる気持ち悪い世界観がぞわぞわする色と共に広げられてます。
あ、レベルE上下巻で新しく出てる…これは買いなおしたかったので買いやな…
…そしてもちろん、DVDも欲しい…ということで、今年のクリスマスプレゼントを「ファンタスティックプラネット」でリクエストしました。
気持ち悪いなと思うものを思わず買ってしまう癖が抜けません。
ルネ・ラルーの他の作品も見たい…
不安にさせるのにサイケデリックな軽い音の正体は電子音
もともと好きなラッパーのPVからたどり着いた本作ですが、見ていくと、
っていうのもわかって興奮してました。
志人の存在感、世界観は、唯一無二。
音楽もぞわぞわする、気になるサントラはタワレコやTSUTAYAでも取り扱いあるみたいです。
2004年没のルネ・ラルー監督の他の作品
シュールで幻想的な世界観を持つアニメーターのルネ・ラルー監督が4年(いざこざもあったらしい)かかって作り上げたこのカルトアニメ。
原作はフランスの小説家、ステファン・ウルのSF小説『オム族がいっぱい(Oms en Série)』らしいですが、これを日本で見つけるのは難しそう。
フランス語はさすがにわからんからなぁ…(英語すらろくに読めない)
フランスではこの原作で他の監督がまたアニメ化してるっぽいです。
でも他のはパッケージから別に気持ち悪くないしね笑
ルネ・ラルー監督の絵にやっぱり惹かれるなぁ。
ポスター欲しいなと思いましたが、一万五千円くらいします。
ジーザズ!
監督の他の作品も見てみたいので、ホワイトデー、誕生日、クリスマスで集めようかな笑
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