Fラン私大学を出たわたしが大学を卒業してよかったと感じる6つのこと

大学を辞める辞めない、起業する、休学する、インターン、留学…

色々な選択肢がある世の中ですが、

まだまだ「大学出じゃないと…」という雰囲気が濃厚ですね。

大学って、必要なの?役に立った?

30歳、新卒企業5年、4つの企業を回って働いてきたわたしが振り返ってみたいと思います。

目次

一人暮らしは、自立の一歩目

実家を出て3年以上暮らしたことはとても良い経験になりました。

親の補助を受けながらでしたが、足りない分をバイトで賄いました。

与えられた金額の中でどうやりくりして、足りないから何をするか。

そういうことを考えながら生活できたことはとてもよかった。

「じゃあそのまま社会人でいいじゃん」

と思うかと思いますが、

学校と職場があるというのがミソ。

卒業のための単位を取得しつつ、生活のための費用を捻出する。

2つのタスクをどううまくこなしていくか。

やらなきゃいけないから+やりやいをどうとるか。

時間が足りない…と大学に行って初めて感じました。

好きなことをつきつめている大人と会える

大学教授がそもそも極端なマイノリティな人種じゃないですか。

みんなのいう、「好きなことを仕事にしよう」の人そのもの。

研究といいながら好きなことばかりしてる大人。

大学を辞めて好きなことをするとか言うけど、

好きなことをして食ってる人が目の前におるわけやのに、

そこはスルーなんや…っていう。

わたしは大学でふんわりした「編集者になりたい」という夢を、

ジャーナリストの先生のゼミを受講して、レポートで目の当たりにしました。

大変。でもだから愛おしいからやりたいと思った…

今でも先生とは繋がっていて、メンターでもあります。

自分の自由時間を自分でどう使うか選べる

卒業できれば、単位を取れば、わたしの場合教免を取れば親的にそれでOKでした。

それ以外は自由!

誰と付き合おうが、飲みに行こうが、どんなバイトをしようが、

どれだけ寝ようが、どこに旅行に行こうが、

どんな友達を作ろうが、どんな行動をしようが、

自由!!!

自由をどう使うか勉強ができて、

その自由が自己責任っていうのがよくわかりました。

周りの先輩や友達を見ていて、

事故、留年、堕胎、失恋、仕事が決まらない…

手放しの自由に、大きなリスクがあることを学びました。

手の抜き方を学んだ

Fランならではかもしれないですが、

単位を取るためのズルい手段が蔓延していました。

●テスト前にどうノートを手に入れるか

●代返を誰に頼むか

●どのゼミが単位がとりやすいか

気づくと、私の周りはクズな先輩ばかりでした。
類友?

努力するタイプの子と、ズルい子、やっていることはちがうけど、
蓋を開けてみると結果は同じ。

単位が取れればいい。
努力しても、要領が悪いと単位を落とします。

どの最低ラインを走れば怒られないかを学びました。

冒険し放題!海外旅行に行きまくれる

実習でパスポートを取得し、アメリカに行った後は、

10万貯めては海外に行ってました。

お金に余裕がないので、アジアで安い日常品を大量買いして生活してました。

社会人になって思いましたが、行っててよかった。

言葉という道具をろくに使えないところで、

どうコミュニケーションをとるか。

現地の物価はいくらで、生活習慣や人はどんな人がいるのか。

海外に行くバカ大学生とよく言われるけど、
バカは否定しないですが、

たとえば、

発展途上のアジアがどうなっているか、
地球の裏側にも華僑がおるとか、
アメリカの英語とそうじゃないところの英語のなまりの差が解るとか、
外国人がどうやって日本人を口説くかとか、
海外のクラブやバーはどうなっているのか…などなど

自分の目で見て知れたのは大きい収穫。

画面上しか知らずにぺらっと批判している人を見ると、
情報操作しやすい簡単な大人やなーと思います。

肩書は武器にならない、だからこそ危機感を感じた

世の中を諦めたり、なめたり、どうしようかを考えたり。

所詮、Fラン。

ここを出ても、就職で有利になることはない。

留学して英語が武器になるほど頭よかったら、こんな大学入ってない。

勉強していることも、さして、社会に出て役に立ったり、

就職で目を引くことがらでもない。

わたしの卒論は「いのしし猟に夢中になる男たち」というお父さんの趣味に張り付いて書いただけのもの。

早めにどうにかしないと、どうにもならない。

ほら、どうにもならなかった先輩が、わたしたちと一緒に授業を受けている。

仕事がないと、嘆いている。

バイト先で社員になると言っている。

大学やめると言っている。

毎日昼に起きて酒浸りの毎日を過ごしていても、
さすがに、

「ヤバいかもしれない」危機感が生まれる。

夏休みの宿題、最後の一週間で焦る感じ。

そこからあせって逆転していくにはどうするか…

大学である程度底の底にタッチできたのでプライドもなく、
他の人と違う武器で戦えないので
どういう武器をもたなければいけないかを考え、
なんとか就職もできました。

結論:勉強以外のコトばかりを学べた、いい社会勉強になりました

辞めようが、辞めまいが、人生って軸の中で有効な時間が使えればいいと思います。

わたしはなにものでもなかったし、ふわっふわしてたからこそ、 

好きなようにやってどうなるかを知れる時間があってよかった。
大学に行かせてもらえて感謝しています。

こんなことを言うと身もふたもないですが、
凄い人は大学出てもすごいし、出てなくてもすごい。

他人と比べて「マイノリティを選ぶ俺やべぇ」という感じで自分にベクトルが向いている間は中二病から抜けてない。

そうじゃなく、自分の中にしっかりした確信があればいいと思います。

色々大人は言いますが、たいていどんな選択をしても、
後悔もするし、よかったとも思うものです。

いっぱい考えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

「フォロー」、「シェア」、「転載(出典先を明記の上)」してもらえると一人で祝杯をあげます!

更新情報のチェックはこちらから



お知らせコーナー

プロフィール

高知出身の1986年生まれ(五黄の虎)
18歳で脱藩、京都、金沢、富山高岡、能登半島住の転勤族。北陸か高知に大体おります。いつの間にか本籍は新潟県佐渡島に。一児の母。

元肉食系広告代理店勤務だったので、恋愛やお店のPRに関してのアドバイスが得意。

フェイスブック、ツイッターのメッセージ、そしてコチラでもライティングやインタビュー依頼、ブログでやってほしいこと受け付けます。

友だち追加

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
さかもと みき 作『坂本、脱藩中。』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。



The following two tabs change content below.
1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次