Amazonのファイアテレビを購入し、数日でトーマスがプライムから消え、一ヶ月後にはYouTubeでも見えなくなると宣告され、これは我が家にトーマスを見せないための陰謀が…と考えすぎてしまう坂本です。
なんでや…YouTube見れるように早めに戻してくれよな!
と言いながらAmazonプライム会員なのでいろんな映画を見ることができて幸せです。
先日は気になっていたこれを見ました。
役者100点!冷静になるといろいろ気になる映画
あらすじ
刑事から犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)はある日、以前の同僚野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の分析を頼まれる。だが、たった一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐっても、依然事件の真相は謎に包まれていた。一方、高倉が妻(竹内結子)と一緒に転居した先の隣人は、どこか捉えどころがなく……。
感想:★★★
面白かったです。
一気見してしまうほど。
見入ってしまう。
ドキドキする。
それって香川さんの役がすごい。
というかほかのキャストもすごくいい。
めっちゃ見入ってしまう。
だからこそ、もっとマインドコントロールとか犯罪心理とか、ロジックも出してほしかったなぁとあとあと思ってしまう。
そう、見終わった感想はすごくよかったので★4~5つけたいくらいなんやけど、あの万能薬や効率よすぎる家に違和感をじわじわ感じてしまう。
みたいな気分…それこそ、この気持ち悪さがじわじわくる映画にぴったりなんやけど…
私が好きな見終わったあとじわじわ気持ち悪さが広がる…っていうのと違う、うまく押し切られた感を感じてしまいました。
なんだろう、面白かったのに…ケチをつけるのもはばかられるけど、その理由の一つはこれかなぁ。
「福岡・北九州市監禁男女7人死亡事件」を思い出して比べてしまった
この映画を見るにあたって、見ているうちに思い出したこの事件。
人の弱みにつけこんで監禁をして金を巻き上げ、拷問と虐待によってマインドコントロール下に置き、お互いの不満をぶちまけさせて相互不信を起こして逆らえなくし、被害者同士で虐待をさせることで相互不信を一層深くさせ、自分の手は汚さずに用済みとなった人間を殺害して死体処理を行わせた(裁判では6人の殺害と1人の傷害致死)。犯罪史上稀に見る凶悪犯罪とされ、第一審で検察側は「鬼畜の所業」と容疑者男女を厳しく非難した。
非常な残虐性・悪質性にもかかわらず、事件に報道規制がかけられたとされ、事件の知名度は高くない。
出典:福岡・北九州市監禁男女7人死亡事件 松永 太被告の上告棄却、死刑確定へ
個人的にすごく興味深い事件だったので覚えていたんですが、事実は映画より奇なりっていうように現実のほうがインパクト的にも勝ってしまう。
マインドコントロールの天才っていう感じを香川さんでにおわせるので余計、映画の「ヤクうっといたらだめになるっしょ」感に違和感と残念な気持ちを抱いてしまった。
あと、一人自分で手を下してしまったのも軸がぶれてしまった原因かなぁ。
あと、西島さん、最後は体当たり感つよかったけど、最初の理屈っぽさとかで家の配置とか、心理とかもっとうんちくききたかった…
ほんとあとからケチつけるのきらいやけど、次々でてくるんやよね。
「あれ?」が。
スピード交際したけど、三ヶ月くらいでおかしいなって別れる感じのする映画でした。
みおちゃん役の子もよかったし、竹内結子もすごくよかった。
東出くんは存在感ありすぎてあそこで死んでしまって、しかも借金あってうそでしょみたいになるし…
まあ、登場人物が結構みんなふつうじゃないのかもーと思ってみると…おもってみたとしても、
●犯人の思い通りになりすぎる薬
●どこの研究所?っていう感じの隠れ家
●宇宙を行くような車での引っ越しシーン
にやっぱり違和感を感じます。
でも役者がどんだけ大事かを改めて感じる映画でした。
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