女はしんどいと思ったらこれを読んでほしい「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原 理恵子

つぶあん

こんばんは、最近、子守を手抜きしてでも本を読みたい坂本です。

今回は、本に関わるお仕事をしてて、本のプロ、つぶあんさんと本の虫さかもとが、男女で同じ本を本でどう感想が違うかを実験的に探るという面白そうなコラボをさせてもらいます!

予告まで書いていただいて…

https://ytkglife.net/collaboration-new-idea/

ありがたや~!

今回、二人が読む本はこちら。

目次

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原 理恵子

<あらすじ>
王子様を待たないで。 お寿司も指輪も自分で買おう 「エクソダス」というのは、聖書の「出エジプト記」に記された言葉で、多くの人たちが国境を越えて脱出すること もし自分が抜け出せなかったとしても、女たちは、次の世代、また次の世代に、希望を託してきた せめて子どもには、今の自分より、少しでも幸せな人生をあげたい それって、代々、ちょっとずつ、ちょっとずつ、糸をつむぐように、女から女へ橋渡しされてきた希望の種なんだと思うんです 今の場所が最低だと思うなら、そこを抜け出す戦略を立てる それだけは、どうかやめないで―― 大きな帆をあげて、水平線へと漕ぎ出していこうとする娘を見送る母が、今だからこそ、伝えておきたい大事なこと 人生という航路に絶対安全はないからこそ、知っておいてほしい 人生に向き合い、幸せを自分で取りに行くための、厳しくもハートフルな生き方指南。 作:西原 理恵子 Cover Design:西村 弘美 デザイン:西村 弘美 発行元:KADOKAWA

感想:★★★★★

今回はつぶあんさんに「これ読みましょう」って提案いただいてこの本に決めたんですが、当たりすぎた。

全てのページ赤線を惹きそうになりましたよ笑

西原さんとおんなじ高知に生まれ、ドべから上は大体生きていけるし大丈夫精神で、自分も失敗を重ね、男選びが悪くここまできて今幸せやなーと思いゆうき、ほんと共感しかなかった。

女は強いから、不幸にもなる

頑張ってしまう、自分のキャパを超えてし尽してしまう。

こんなん、20代の恋愛あるある。

全力投球で失敗、足元なんて見んかったき、派手にこける。

顔をあげたとき、男はおらん。

そんな絶望を、たくさんの女性がしゆう。

そして、派手にこけれんかった女性は、それがアラサー、アラフォーでも続く。

結婚、仕事、子育てのタスクが重く乗ってくるのに男はおらんとか。

女は強い。

その強さは、もちろん女を幸せにする。
でも同じくらい不幸にもしてしまう。

そんなことを感じるめっちゃ良書でした。

西原先生の本はね、絶対高知の女の課題図書にすべき。

結果は自分をがっかりもさせるけど、みんなそう

[aside]
どんどん失敗してください 。うまくいかないことがあったっていい 、でも 、それでくさらない女性であってほしい 。[/aside]

西原さんは、失敗を糧に本を書き、お金を稼ぎ、こどもを育て、堂々と生きてきた人。

失敗はしんどいがやけど、失敗を「なにくそ」精神でひっくり返してひっくり返してここまで来た人。

強そうに見えるけど、何回も絶望して、諦めて、でも前しかないきって腐らず進んできた人。

鈍感とは違う。

多くの女性は折れてしまう。

下を見てしまう。自分の足元しか見ずに進んだら、またこける。

西原さんは、上を見ながら進んだ。

でもこける。
でも、進む。

顔をあげる、笑顔をつくる、それだけで人生が変わるっていうのを体現してくれた女性の大先輩やと思う。

私も、失敗しちゅう。
思うちょったのと、ほとんど違う。
けど、そこからがスタート。

楽しむか、腐るか。
同じ失敗をしても、その選択が連れていく先は違う。

あがらえないこともあるという事実

[aside]貧困は 、すべてを押し流す濁流だ 。どんなに愛情深いお母さんでも 、あっという間に飲み込まれてしまう 。どんなにちゃんと手をつないでいても 、離れてしまう 。[/aside]

大学出るまで、世の中に仲の悪い兄弟がおって、ほとんど喋らんっていう現実があるのを知らんかった。

母子家庭で、こどもが学校を諦めたり、それで腐ったり、アウトローな生き方をしてなかなか正規ルートに戻れんのもまじかで見た。

母子家庭だからではないけど、母子家庭っていう条件も、その人の人生に、影響を与えることが多々ある。

私も、母子家庭の男の子と付き合ったことがあるけど、

「早く家族が欲しい」

って、高校生のころやのにいよった。

その後も母子家庭の男の子と仲良くする機会は何度かあったけど、自分が持ちえんかったものへのあこがれと、あと失うことへの怖さをもっちゅう不思議なバランスをよく感じる。

欲しいけど、壊れることを極端に怖がって、結局遠回りしゆう人が今、アラサーで周りに多い。

その中でも元彼は結婚して、こどももいっぱいおって、楽しそうで幸せ太りしちょった。
寂しがり屋やき、浮気とかするタイプかなと思いよったけど、あのなりじゃできんやろう。
よかった。

うちは、振り返ると幸せ家族やなと思うけど、高校の時は結構ひどかった。

まあまあおわっちょった。
でも、進学ややりたいことへは投資してくれる親やった。

ありがたみもわかってなかったのに。

お金はあるとないとで違う。
自分はお金に執着して生きていきたくないけど、こどもは無頓着でもお金で道が選べんなるようにはせんようにしちゃりたい。

親に返せん私ができることは、こどもにまわしていくことやとおもうちゅう。

諦める、見切りをつけることで幸せになる

[aside]ここまで頑張ったんだからと思うと 、やめるにやめられない 。本人が諦めきれないというのもあるけど 、ほかの生き方ができなくなってたりする 。[/aside]

最近、ブログの毎日更新を辞めました。

2年半、孕もうが、悪阻ろうが、産もうが毎日更新してきたブログ。

なかなかお金稼げんかった。

むしろシステムの関係で下がる一方。

これは好きでも辛い。

毎日の積み重ねって、価値はあったと思う。
毎日更新を諦めるまでもすごく悩んだ。

でも、目的は、転勤族やき転職に左右されんお金の稼ぎ方をしたいやったはず…
と、切り替えた。

というわけで、今は収益第一でライター業務のウエイトを増やしゆう。
今、収益は少しづつ増えゆう。

恋愛も一緒。

さかもと
ここまでしちゃったがやき、あたしから離れれんろう?

という下心は蓋をしても、なかなか消えん。

私を必要としちょったやん、私がないといかんやん…そういう状態を作って、のめり込んでいってしまう。


頑張ったんだから、続けよう
ここから下りるのが怖い、損する
正解が解らん

そのまま走り続けたら、後悔してしまう。

続けるのは大事。
やってみんとわからん。

意地になって思考が止まっちゅうことは、やめた方がいい。
いつのまにか努力が呪いになちゅう時がある。

呪いをとくには時間がかかる。
突っ込んできた時間と労力分。
そこで手放す勇気をもたんと、倍々ゲームでまたしんどくなって不幸になって、人生をだいなしにしてしまう。

本には、降りていいんやよってかいてくれちゅう。

オトコの読み方

すごく女っぽくてエモい書評になりましたが、この本、オトコが読むとこんな風になります。

https://ytkglife.net/book-review-saibara-rieko/?utm_content=buffer03736&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

同じ本を読んでぐっとくるポイントが違っていたり、男の人はそこが刺さるのかと違う読み方で面白かったです!

来月は私が本を決めるんやけど、どんな~♪

ちょっと辛い、ちょっと無理してる女性は必読!

本当に優しい薬で元気になるのでおすすめです。

私は間違えてKindle版で買ってしもうたけど、いつでも読めるっていうのはよくてハマりそう。
手に取る本も大好きながやけどね。

元気がでん時、寄り添ってくれる良書です。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。
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この記事を書いた人

1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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