第二子出産に向けて「私よりお腹の子を優先して」と言った私の本音

今日から妊娠37週に入る。

正産期という、いつ出産が始まってもおかしくない時期に入った。

Twitterで出産時に遺書を残していた人が周りに結構多かったので、1児の母で今妊娠中の私も、もしものときのために旦那に何らかの意思表示をしておいたほうがいいかなと思い、唐突にLINEで旦那に「私よりお腹の子を優先してほしい」と伝えた。

旦那からは「両方無事なのを信じてる」と電話がかかってきた。

そりゃあそうだよと思ったけど、まあ、それくらい母子どちらかの命がなくなることってリアリティがないんだろうなと思った。

目次

誰かのために生きていないとという使命感

もう少し若いころ、私の命はなくなる時になくなると思っていた

しゃーないじゃん、と。

死にリアリティを感じていなかったのではなく、海外行く時や高速でカーブに140キロで突っ込んだ時も死ぬかもと思ったし、死に急ぎたいわけではないが、残されて悲しみを乗り越えるよりもポッと死んだほうが楽だと思っていたから

ただ、息子を産んで事情が変わった。
一つの命を活かす、人にするための補助輪として私は機能している

私の「死」はそのまま、こいつの人生に影響するな、と思うようになった。

だから、「しゃーない」から「できれば生きていたい」と思うようになった。

まだ見ぬ娘と私の命

だから私は今、死にたくない。

二人目出産を節目に考えてどっちを優先させるかと考えたとき、正直即決できなかった。

これは旦那もそうだろう。
だから、考えて私の意思を伝えておいた方がいいなと思った。

1人目の妊娠時より、上の子に手がかかる分、お腹に向ける関心度は正直減っていたし、まだ会ってもいないのだ。

私は多分、他の人よりも母性が薄い。

息子のために死にたくないと思うようになったのも、息子と向き合って育児をしてやっと芽生えた感情だ

通院の度に元気でよかったとは思うものの、お腹の子はまだ馴染みのない、謎の物体だ。

それが、私よりも優先されるべきなのか…
しかも私がいなくなったら息子も困るというのもわかった上で。

正直に言うと、ほかのお母さんみたいに、潔く「子ども優先で」と思えない…と私は思っていた。

子ども優先でと旦那に伝えた理由

妊娠出産はリスキーだ。

普通じゃない。

子宮は重さが20倍、容積2000~2500倍になり、食の変化、貧血、悪阻など10ヶ月を通して1つの身体を共有するということの変化が顕著に身体に出る。

まわりを見ていても、安心していたらトラブル発生なんて本当によくあることで、他人事じゃない。

だから知って、考えたり、自分の意思をまわりに伝えたりするのは意外と大事だ。

私は、正直、どちらを優先するべきかわからない。

でも、10年後、20年後、30年後を考えた時、私か、お腹の子かを考えたら、お腹の子の方が、息子も旦那も、親戚も幸せにしてくれる気がした

正直、答えはわからない。

だって、まだ会ってもいないやつのことだから。

でも、そんな気がした。

ので、旦那に「私よりお腹の子を優先して」と伝えた。

親になる気があるなら知ってほしい

結婚にはじまり妊娠や出産が当たり前にできたことがこんなに運のいいことだと30歳を過ぎてわかるようになった。

縁や運や、体調、メンタル。

色んなものが絡まって繋がっていく、どれもこれも全然当たり前じゃないものだった。

もし、対して考えたことがないなら、是非知ろうとしてほしい。

リスクを知ることは、自分と向き合うことでもある。

そして、考えることは、人生が変わる第一歩でもある。

後悔は何も未来を変えてくれない。
できることをするしかない。

無事生まれますよーに。

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【その他参考記事】

https://sakamotodappantyu.com/archives/book-10.html

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。 転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。 家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。 2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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1986年高知生まれの五黄の寅年、3児の母。
転勤族の妻でうっかり新潟で家を買って辞令を震えながら待つ身。
家買ったら転勤のジンクスに負け、両親、義両親に続き旦那が本州から離脱。
2023年4月から「絶対に倒れてはいけない3人ワンオペママ」ライフがスタート。鼻血。

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