映画趣味の先輩からいただいたDVDを育児の合間に見るのが生きる楽しみとなっています。
今回はこれ。
もしも運命の恋にハッピーエンドがあるとして、そうじゃなくても人は幸せになってしまう
あらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる・・・。
感想:★★★★★
ほんと、これすすめられなかったら見なかった…。
ミュージカル慣れしてないので、
くらいに思ってました。
本当にごめんなさい。
これを見て真っ先に思ったのが、「運命の恋」ってだいじにすべきなのかもという感想でした。
アラサーにもなると、「結婚は条件」「結婚は現実」「結婚は折り合いをつける」などロマンチックからほど遠いことばばかりを友人にかけてしまってます。
でもね、やっぱり条件や妥協しても、ちゃんと考えて選んだら、結婚しても幸せになれる。
それは事実ながやけど、ながやけど…ながやけどうわああああああああ!
みたいになる映画でした。
成功のためにダメになった恋があるとして
そんなの、宝石じゃないですか。
その宝石の物語なんですよ。
最初はふーん、ありがちなラブコメ!くらいにおもってたんですよ。
すみません、ほんと、久しぶりに映画で泣きました。
私は、ミアをセブが迎えに来た時に、もう辞めるって言った時の、何度も前を向いてきたけどこれ以上傷つきたくないのっていうところがダメでした。
いつも明るく、何度傷ついても前を向いて奮い立たせて、進んで、ぶつかってぶつかって、でも、やるしかないっていう傷にふたしてすすんだのを続けたあとの本音が、営業時代の自分とかぶってダメでした。
一回弱音を吐きだすと、ダメになる感じ、すごくよく分かる。
ああやって自分と向き合って自分を信じてくれる人がおらんと、そのままダメになってしまう。
そういう意味で、チャンスをくれた、一番大事な時にそばにおってくれたセブは特別な人や。
本気で何かに向き合う時、恋は邪魔になりうる
セブが成功して、「寂しいから俺のツアーのとこきちゃえよー」みたいに言った時、ミアが舞台のために断ったの見て思いましたね。
ああ、私ならいくな、と。
ああ、だから私はダメなんだと笑
セブもセブで、腐らずに夢のために割り切って続けることができた。
本当に、こんなに見ててほっとする男は映画の中で珍しいとさえ思いましたよ(私の見る映画9割9分男はみんなダメになる)。
恋は、弱った時の逃避になりうるし、成長するカテにもなりうるなとこれを見て思いました。
私は、うっかり逃避になりがち。
尊敬できる人に会わんと、逃げになりうるがやろうなと思います。
でもそのシーソーから降りて、集中すると他のことにだいぶ向き合える。
はたまた結婚して、サポートしあうっていうのでもいいと思う。
でもね、本当にこの作品では、結婚の向こう側に見える「もし、運命の恋の相手とそのまま結婚していたら」がもううわああああってなってクラクラしました。
でもやっぱり、自分の幸せのために「恋に流されないで」っていう
見た直後は、
って思ったけど、少し経つと、やっぱり幸せのための折り合いは必要やなって思い返してきた。
キラキラしたもしもは尊いし、あれば泣きすがりたいほど大事やけど、じゃあ、ミアの今の生活がどうって聞かれたら幸せやと思うもん。
んー、やきね、やっぱ妥協だ恋だとか考える間にも、「もしも」のためにもたくさんのきっかけを作って人に会うことやと思う。
次は、旦那と見ます!
ハマらんとおもいよったのに、これは何回もみるわ笑
サントラも買いかねない。
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