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ドルガバを着た太宰が地下アイドルのブログ指南⁈あらすじから面白い「転生! 太宰治 転生して、すみません 」佐藤友哉
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 本好き同士毎月順番に一冊本を決めて一緒に読んで感想を書き合います。 前回はつぶあんさんのチョイスで桜木紫乃デビュー!笑 偏った作家しか読まないので、このコラボで... -
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男を惑わすのは誰?どうしたらぬけられる?「墓の血」近藤ようこ・原作:田中貢太郎
夏は怖いものが見たくなる32歳、さかもとです。 読めば、田中貢太郎は高知出身じゃないですか。 原作、探そうかな。 【得体のしれないものにからめとられていく男はその穴から抜け出せるのか】 蟇の血 (ビームコミックス)posted with カエレバ近藤 ようこ ... -
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セックスレスの成れの果てが妻と夫とそれぞれの不倫相手とキャンプっていう地獄絵図「それを愛とまちがえるから」井上荒野
小なし夫婦の小説を最近ちょくちょく読む機会があるんですけど、これはすごいですね… 不倫劇がドロドロ?というかライト?ハラハラするんですけど、なんかすごく面白く読めました。 【夫婦+各々の恋人でテントは2つ、さて、どう寝る?】 それを愛とまちが... -
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「護られなかった者たちへ」中山七里【映画化決定】本当にお金が無くなった時、人はどう死ぬのか。生活保護の現場を垣間見る
さよならドビュッシーを読んで、あの引き込まれて頭の中に広がる景色と、どんでん返しで魅了されたのを思い出し、同じ作家さんの本を見つけたので手に取りました。 テイストが違う感じなのでどんなものかなーと思って読み進めましたが… めっちゃ仕掛けあり... -
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言えないことも抱えながら平穏な日々を願い共存する夫婦「ふたりぐらし」桜木紫乃
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 本好き同士毎月一冊本を決めて読んでいます。 前回は私のチョイスで島本理生を。 【オンナノヨミカタ】 【オトコノヨミカタ】 今回も自分ではきっと手に取らなかっただろ... -
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いつもの酒、女、音楽に”絵”という芸術要素が加わった「騎士団長殺し」第1部・第2部~村上春樹~
村上春樹ではスプートニクの恋人が一番好きなさかもとです。 あれ以上美しくて素敵な書き出しにはまだ会ってません。 スプートニクの恋人 (講談社文庫) posted with カエレバ 村上 春樹 講談社 2001-04-13 Amazon 楽天市場 Yahooショッピング 村上春樹はと... -
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空いた穴を埋めるのは男?トラウマの克服?親子関係?「夏の裁断」島本理生
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 本好き同士でゆるく、1年がすぎ、なお毎月一冊本を決めて読む。 自分では手に取らない本を読める読書好きにはたまらない企画です。 前回はつぶあんさんのチョイスで古川... -
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面白くて悶絶!社会に疲れた男勢&男子高校生に読んで欲しい!!!「はたらく細胞 BLACK」原作:原田重光 漫画:初嘉一生
はたらく細胞のアニメ化もあり、ぞくぞく出ているスピンオフ作品。 どんなもんかと、はたらかない細胞から読んだら、ハズレだったんですよ… で、期待せずに「はたらく細胞 BLACK」読んだら…めっちゃ面白かったので紹介します!!!! 【マジでヤバい!ストレ... -
漫画
希望も絶望もいつも女の中にあった。大人の男の墜ち方「零落」浅野いにお
ソラニンから11年と帯に書かれていて、ということは、それ以前の「すばらしい世界」からは何年たったのだろう… 多感な学生時代の時期に何度も、何度も読んだ「すばらしい世界」は私の漫画の世界を広げてくれた。 [まとめ買い] 素晴らしい世界(サンデーGX... -
漫画
「はたらかない細胞」は「はたらく細胞」の赤芽球にスポットを当てキャラを立てたキャラ漫画
「はたらく細胞」がすごくよくて、買ってみた「はたらかない細胞」。 妊娠中だし、身体の勉強になるかなと思っていましたが… 【ヒット作の形を借りたキャラ立漫画】 はたらかない細胞(1) (シリウスKC)posted with カエレバ杉本 萌 講談社 2018-07-09 Amazo... -
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恋の滑稽さと必死さと、憎悪と運命…最高でした!映画「昼顔」ネタバレあり
ヒヤヒヤしながら心を躍らせてくれたドラマ昼顔。 結婚して、子どももいると学生の純愛なんかよりこんなドロドロの恋愛劇の方がどっちかっていうと、どっちかって言うとリアル。 リアルって言っても大幅な肉体改造を強いられ、まとまった睡眠時間すら確保... -
セッション・コラボ
こんな北海道、あったのかも…!夢と音楽と政治の妄想未来「ミライミライ」古川 日出男
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 本好き同士でゆるく、1年がすぎ、なお毎月一冊本を決めて読む。 本当に楽しく続けさせてもらってます! 今回のチョイスは本のプロつぶあんさん(つぶログ)です。 前回は... -
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酒?薬?仕事のストレス?自分?人を壊すものは何か?「水に似た感情」中島らも
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 …とうとう1年がたちました笑! 本好き同士でゆるく始めたこの試み…毎月本当に楽しく続けさせてもらってます! 本好きだからこそ、自分のテリトリー外にあまりでないきら... -
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震災や世界中の悲劇の当事者でない自分がどう受け止めたらいいかの答えに出会える「i(アイ)」西加奈子
遠くの(もしくは近くの)悲しい出来事は、現実でありながらフィクションのような感覚でテレビに流れている。 当事者意識を持つことはできないけど、少し心を痛めたり、悲しくなったり、心は揺れる。 悲しい出来事に向き合う時、感情がほとばしるほど当事... -
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大人になるほど大事なものを忘れて生きてしまうのはなぜだろう「風に舞い上がるビニールシート」森絵都
月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 …11本目になりました。 後1冊でこのコラボも1年…すごい。 一緒の本を読んでくれるのは本のプロつぶあんさん(つぶログ)です。 前回は翻訳本のコールド・スナップを一緒... -
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欠陥人間たちの見る美しく苦しい人生「拳闘士の休息」トム・ジョーンズ(訳:岸本佐知子)
舞城王太郎の翻訳本、コールド・スナップを読んで、寒波のことをコールドスナップと英語でいうことを知ったさかもとです。 この翻訳本、とても舞城らしさがでていました。 それは彼独特の言葉づかいだけでなく、家族の悲しみや切なさや、やりきれなさ、強... -
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弱さを抱えながら生きていく大人たちのキラキラしない人生「コールド・スナップ」トム・ジョーンズ(訳:舞上王太郎)
さて、月に一冊、同じ本を読んでオトコとオンナでどう読み方が違うかを楽しむ書評コラボ。 とうとう10本目になりました。 一緒にコラボしてくれているのは本のプロつぶあんさん(つぶログ)です。 自分が普段手に取らない本にも出会える楽しいコラボ。 つ... -
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逃避とロマンでロケットを飛ばす「我らコンタクティ」森田るい
同級生との再会、場末のスナックでのいざこざ、そしてロケット… 先が読めないいい漫画でした! 非日常を扱うと、つい冷めてしまうか、むずかしくなっていまいちなことが多いと思うけど、この漫画は最後までおもしろく、引きつけてくれました。 【大人の特... -
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非現実な設定に油断しているとハッと心を掴まれるめっちゃいい短編集「大きい犬」スケラッコ
この漫画がすごい2018年9位(宝島社)オンナ編になっていたこの一冊。 犬かあと思って気を抜いて手にとりましたが、読後は起き上がって「いい!」と言ってしまうほどいい短編集でした。 【素直な気持ちを隠すことでとうとう忘れてしまった大人たちへ】 大... -
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先が見えない不可思議な物語が見せてくれる人の強さと弱さ「双亡亭壊すべし」藤田和日郎
からくりサーカスがアニメ化されると聞いて、高校時代、夢中になって読んだことを思い出しました。 絵が苦手だと思っていましたが、物語に引き込まれるうちにだんだん慣れ、今では全然気にならなくなりました。 むしろ、藤田和日郎先生の絵も、この他では...